JAXA、ロケット慣性飛行中の二相流挙動などの実験成功…観測ロケットS-310-43号機

宇宙 科学
S-310-43号機「ロケット慣性飛行中の二相流挙動及び熱伝達特性の観測」画像(出典:JAXA)
S-310-43号機「ロケット慣性飛行中の二相流挙動及び熱伝達特性の観測」画像(出典:JAXA) 全 2 枚 拡大写真

宇宙航空研究開発機構(JAXA)は8月4日23時00分、観測ロケットS-310-43号機を内之浦宇宙空間観測所から打上げたと発表した。

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観測ロケットS-310-43号機は、「ロケット慣性飛行中の二相流挙動及び熱伝達特性の観測」が目的で、実験は成功した。

ロケットの飛翔並びに搭載した実験装置は正常に動作し、内之浦南東海上に落下した。

今回の実験は、観測ロケットの弾道飛行を利用して、液体ロケットが宇宙空間を慣性飛行している環境を再現し、極低温推進システムの各要素を模した供試体内に極低温流体(液体窒素)を流動させ、供試体内を流れる気液二相状態にある液体窒素の沸騰・流動状況を観察する。同時に、各部の温度・圧力・ボイド率を測定。

ロケット打上げ100秒後に供試体への液体窒素の流動を開始し、約150秒間にわたって各部の温度・圧力・ボイド率データと供試体内の二相流挙動の画像データを取得した。

今後、取得されたデータを用いて詳細な解析を実施し、推進システムの熱流動解析モデルの精度向上を図る。

実験当日、光学カメラによるロケット追跡は、発射後33秒まで行った。当日の天候は曇りで、南西の風3m/秒、気温26度だった。

《レスポンス編集部》

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