【ペブルビーチ14】ブガッティ ヴェイロン に「エットーレ」…伝説シリーズ最終章

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ブガッティ ヴェイロン の「エットーレ・ブガッティ」
ブガッティ ヴェイロン の「エットーレ・ブガッティ」 全 10 枚 拡大写真

フランスの高級スポーツカーメーカー、ブガッティは8月7日、『ヴェイロン16.4グランスポーツ VITESSE』の「エットーレ・ブガッティ」の概要を明らかにした。実車は8月中旬、米国で開幕する「ペブルビーチ・コンクール・デレガンス」で初公開される。

画像:ブガッティ ヴェイロン の「エットーレ・ブガッティ」

同車は、世界最速のオープンカー、ヴェイロン16.4グランスポーツ VITESSEの特別限定車シリーズの第六弾。ブガッティは、同社と関係の深い「伝説」の人物や車両の名前を冠した特別モデルを、順次発表してきた。

第一弾は、2013年8月の「ジャン-ピエール・ウィミーユ」仕様。これに続く第二弾として、2013年9月のフランクフルトモーターショー13では、「Jean Bugatti」仕様を発表した。さらに2013年11月、ドバイモーターショー13では、第三弾の「Meo Costantini」仕様を初公開。そして2014年3月、ジュネーブモーターショー14では、第四弾の「レンブラント・エディション」を発表。2014年春の北京モーターショー14では、第五弾の「ブラック・ベス」をワールドプレミアしている。

ペブルビーチ・コンクール・デレガンスで初公開されるのは、この伝説シリーズの最終モデル。ブガッティの創設者、エットーレ・ブガッティ(エットレ・アルコ・イジドロ・ブガッティ)の名前が刻まれた。

ヴェイロン16.4グランスポーツ VITESSEのエットーレ・ブガッティ仕様では、カーボンファイバー製ボディを基本に、フロント部分をアルミポリッシュで仕上げた。これは、1931年に発表されたブガッティの名車、『Type 41 Royale』がモチーフ。アルミホイールや内装も、最終モデルに相応しい特別仕立てとなる。

パワートレインに変更はない。4個のターボチャージャーで過給される8.0リットルW16気筒ガソリンエンジンは、最大出力1200ps、最大トルク153kgmを発生。0‐100km/h加速は2.6秒、最高速は408.84km/hと、世界最高峰のパフォーマンスを実現。わずか3台が生産され、価格は235万ユーロ(約3億2000万円)と公表されている。

《森脇稔》

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