【北京オール・イン・チューニング14】KYB初出展、高品質“メイド・イン・ジャパン”で勝負

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北京 オール・イン・チューニング 2014
北京 オール・イン・チューニング 2014 全 9 枚 拡大写真

中国・北京で8月9日から11日まで開催される国際チューニングカーショー「オールインチューニング 2014」。今回、日本からはサスペンションメーカーの「KYB」が初めてブースを構えた。

中国現地担当者のフ・リ・ジュン氏に出展の経緯を伺うと「今回はPRを含めて初めて出展した。中国の市場では補修用サスペンションがメインだが、今後はよりスポーツ用もアピールして行く。中国では車高調整キットの受けが良い」と話す。しかし、フ氏によれば、車高調整キットを正しく扱えるショップはまだまだ少ないのだとか。

現在までのチューニングカーの動向を訊くと「2012年頃までは、日本の映画などを参考にした日本車のチューニングがはやっていた。しかし、現在はドイツ車が非常に売れている。それに乗じてドイツ車のチューニングが増えてきている」(フ氏)とのこと。

しかし、パーツも欧州勢が有利なのかというと、どうやらそうではない。フ氏は「日本製品の高品質さは中国の人も知っている。“メイド・イン・ジャパン”じゃないと買わないという人もいるほど。逆に“メイド・イン・チャイナ”ときくと敬遠する人が多い」と答えた。ちなみに昨年の売り上げは、1億3000万元(フ氏)とのことだ。

一方、KYB海外営業部の塩田亘専任課長は、中国市場開拓の難しさを語る。塩田課長によると「進出したての頃は、日本で作ったものをそのまま輸出して販売していた。しかしそれでは中国向けの車両に合わない場合が多い。現在はより多くの中国向け車両に適合するよう、開発を行なっている」と話す。

そして塩田課長は「価格的にみれば台湾製の製品などには太刀打ちはできない。しかし、弊社の製品は、高品質であることがアドバンテージだ。今後も“メイド・イン・ジャパン”で勝負をしていく」と語った。

《阿部哲也》

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