【新聞ウォッチ】日航ジャンボ機墜落きょう29年、「事故の教訓」再認識を

モータースポーツ/エンタメ 出版物
新聞ウォッチ イメージ
新聞ウォッチ イメージ 全 1 枚 拡大写真

気になるニュース・気になる内幕---今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。

2014年8月12日付

●スカイマーク7月堅調、平均搭乗率74%地方は苦戦(読売・8面)

●日航機墜落29年、御巣鷹に響く二重奏(読売・34面)

●7割、業績リーマン前に届かず、トヨタ下請け2万9300社、帝国データバンクが初調査(朝日・6面)

●国産ステルス1月 初飛行、4年で実用化判断、三菱重方針(毎日・1面)

●アギーレ新監督「18年W杯目指す」サッカー代表就任会見(毎日・1面)

●鳥衝突防止に鷹匠協力、成田,タカの威嚇効果期待(東京・2面)

●エアバス新型機エンジン、川重、共同開発へ、英ロールス・ロイスと(日経・1面)

●米テスラ、EVで旋風,車業界の常識、IT流で破る(日経・8面)

●台風11号、交通混乱や復旧続く(日経・39面)

ひとくちコメント

きょう8月12日は、520人が亡くなった日航ジャンボ機墜落事故から29年となる。空の安全や犠牲者の鎮魂を願い、昨夜は墜落現場に近い群馬県上野村のふもとを流れる神流川で、遺族らが灯籠流しを行った。

きょうは、遺族らによる慰霊の登山が行われ、慰霊碑「昇魂の碑」の前では、墜落時刻の午後6時56分に合わせて犠牲者に黙とうをささげる。

きょうの各紙も「日航機墜落29年」に関連した記事が多い。読売は「御巣鷹に響く二重奏」とのタイトルで、事故で母を亡くした東京の主婦、森下玲子さんが、次女と一緒にビオラとバイオリンの二重奏を「御巣鷹の尾根」で披露したことを伝えている。

朝日は日本航空の安全対策に焦点を当てて、「この1年、整備ミスが相次ぎ、安全意識に疑問符がついた。発生時から在籍する社員は今や1割。危機意識の継承が課題だが、遺族は厳しい視線を向けている」と報じている。

年月が過ぎ去るのは思いのほか早いが、今年に入ってからも航空機事故が相次いでいる。そのたびに1985年8月12日のあの惨事を思い浮かべて、事故の教訓が受け継がれているのだろうかと首を傾げてしまう。

その意味では朝日の「御巣鷹の教訓、継承に不安」という記事は、航空業界ばかりではなく、命を預かる鉄道やバス、船舶などを運航する人たち、さらに自動車を開発する技術者たちにも共通した課題である。

《福田俊之》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ベントレーの超高級住宅、最上階は「55億円」 クルマで61階の自宅まで
  2. スバルマークの方が似合う? 新型ダイハツ『ムーヴ』のスバル版にSNSも注目!
  3. 日産の新型セダン『N7』、発売50日で受注2万台を突破
  4. トヨタ RAV4 新型、PHEVのEV航続は150km
  5. 【ダイハツ ムーヴ 新型】「ポッキー入れ」にイルミネーション、軽自動車でも質感を“あきらめさせない”インテリアとは
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  2. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  3. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  4. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  5. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
ランキングをもっと見る