ロシア新車販売、23%減…日産は9か月ぶりに減少 7月

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新型日産 アルメーラ
新型日産 アルメーラ 全 7 枚 拡大写真

欧州ビジネス評議会(AEB)は8月8日、7月のロシアにおける新車販売の結果を公表した。商用車を含めた総販売台数は、18万0767台。前年同月比は22.9%減と、7か月連続で前年実績を下回った。

ブランド別トップは引き続き、ロシア自動車大手、アフトワズの乗用車ブランド「ラーダ」。7月は2万8014台を売り上げたものの、前年同月比は25%減と、17か月連続で前年実績を割り込む。販売の主力は『Granta』で、前年同月比18.7%減の1万1819台。

2位は引き続き、韓国ヒュンダイモーター傘下のキアモーターズ。しかし、7月は1万5303台にとどまり、前年同月比は11%減と、4か月連続で減少した。コンパクトカーの新型『リオ』が、前年同月比10.4%減の6853台と、5か月ぶりのマイナス。

3位はルノーで、6月の4位から上昇。ただし、7月実績は、前年同月比16%減の1万5219台と、5か月連続のマイナス。『ダスター』が、前年同月比22.5%減の5694台と、3か月連続のマイナス。『ロガン』は31.3%増の5630台と伸びた。

4位はヒュンダイモーターで、6月の3位から後退。その販売台数は1万4461台で、前年同月比は2%減と、3か月連続で前年実績を下回った。小型セダンの『ソラリス』(海外名:『アクセント』)が、前年同月比3.1%増の9778台と、4か月ぶりに増加する。

トヨタは、5位を維持。7月は1万3312台を販売。前年同月比は9%減で、4か月連続で前年実績を割り込む。『RAV4』が28.4%減の2489台と、4か月連続のマイナス。新型を投入した『カローラ』は、7月は42.5%増の2582台と、2か月ぶりのプラスとなった。

6位は日産で、変わらず。7月は9136台にとどまり、前年同月比は21%減と、9か月ぶりの前年実績割れ。新型『アルメーラ』が、前年同月比42%増の2196台と好調を維持。『キャシュカイ』は、37.8%減の2017台と後退する。

7位は、引き続きフォルクスワーゲン。7月は9010台にとどまり、前年同月比は32%減と、4か月連続で前年実績を下回った。主力の『ポロ』が4389台を売り上げたものの、前年同月比は37.3%減と、4か月連続で前年実績を下回っている。

8位は6月同様、GMのシボレー。その販売台数は8457台で、前年同月比は45%減と7か月連続の前年割れ。SUVの『ニーバ』は32%減の2692台と、6か月連続のマイナスとなった。

《森脇稔》

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