大船渡線BRT、気仙沼~鹿折唐桑間に専用道整備へ

鉄道 企業動向
大船渡線の線路敷地を改築した専用道を走る大船渡線BRTのバス(右)。専用道は小友~盛間などに整備されたが、新たに気仙沼~鹿折唐桑間の線路敷地も専用道化することになった。
大船渡線の線路敷地を改築した専用道を走る大船渡線BRTのバス(右)。専用道は小友~盛間などに整備されたが、新たに気仙沼~鹿折唐桑間の線路敷地も専用道化することになった。 全 2 枚 拡大写真

JR東日本の盛岡支社と東北工事事務所は8月12日、大船渡線BRTの気仙沼駅から鹿折唐桑駅付近までの約2.3km(宮城県気仙沼市)にバス専用道を整備すると発表した。

大船渡線BRTは、2011年3月の東日本大震災により運休している大船渡線気仙沼~盛(岩手県大船渡市)間43.7kmの代行バス。並行する一般道を走るが、一部は津波の被害を免れた線路敷地を改築した専用道を走行する。

BRTの運行区間は気仙沼~盛間(長部経由)と鹿折唐桑~上鹿折間、陸前矢作~陸前高田間で、これまでに竹駒駅付近と小友駅付近~大船渡~盛間に専用道が整備された。ただし大船渡駅付近は土地区画整理事業に伴い、8月5日から走行経路が一般道に変更されている。

気仙沼~鹿折唐桑間は一般道を走行する区間だが、盛岡支社と東北工事事務所は「気仙沼駅付近の駅前広場・一般道の混雑解消やBRTの定時性向上」を図るとして、8月18日から線路敷地を専用道に改築する工事に着手することにした。気仙沼市が今年5月に示した整備案によると、工期はおおむね7カ月間が見込まれている。

《草町義和》

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