天高く浮かぶ基地局…Wi-Fiシステムを気球にして飛ばすソフトバンク

エンターテインメント 話題
車載係留気球Wi-Fiシステムの構成
車載係留気球Wi-Fiシステムの構成 全 2 枚 拡大写真
 ソフトバンクモバイルは13日、車載の係留気球によりWi-Fi基地局を地上数十メートルの高さに揚げて広域のサービスエリアを迅速に構築する「車載係留気球Wi-Fiシステム」を開発したことを発表した。

 ソフトバンクモバイルでは、2013年3月に第三世代移動通信システム(W-CDMA)を対象として係留気球を利用した臨時無線中継システムを開発。今回新たに、同システムを大幅に改良し簡素化した「車載係留気球Wi-Fiシステム」を開発した。

 車載係留気球Wi-Fiシステムでは、会場において係留気球ボックスの側面を気球の大きさに合うように広げ、その中で気球を膨らませて地上数十メートルの高さに揚げサービスを開始する。車外に広い作業スペースを必要とせず、会場到着後約30分程度でサービスを開始できるのが特徴。また風速10メートル以上の強風でも迅速に作業を行うことができる。

 また、「5.6GHz帯空間分割マルチチャネルWi-Fiシステム」と組み合わせて運用することで、高密度トラフィックのエリアを効率よく処理可能となっている。

 今回8月15日~17日に東京ビッグサイトで開催される「コミックマーケット86」において、初めて車載係留気球Wi-Fiシステムを用いたサービスを提供する。

ソフトバンク、“気球Wi-Fi”をコミケで初活用

《冨岡晶@RBB TODAY》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「TWIN TURBOのロゴ懐かしい!」Z32ファン感涙、レトロ感あふれる新型『フェアレディZ』が話題に
  2. 三菱『エクリプス クロス』新型、航続600kmのEVに…ルノーからOEM供給へ
  3. 一人乗りマイクロEV「EQV-TREK」発売、355kgの軽量ボディで航続110km…107万8000円から
  4. 空冷ポルシェで1台2億円!? マニア垂涎『シンガー911 DLS』とは
  5. メルセデスベンツ、3年間で40車種以上投入へ…次期『Cクラス』は2026年春生産開始
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る