商船三井の大型ばら積み貨物船が進水…衝突安全性の高い鋼板を採用

船舶 企業動向

商船三井は、新日鉄住金が開発した高延性造船用鋼板「NSafe-Hull(エヌセーフ・ハル)」を世界で初めて採用した大型ばら積み船が進水したと発表した。

「NSafe-Hull」は、高い延び性を持ち、船舶の側面からの衝撃に対して衝撃吸収エネルギーが約3倍になることから、従来の鋼材に比べて船体に亀裂が生じにくく、船舶の安全性を高める。

今回の建造船では、貨物艙船側部、燃料タンク部などの高い衝突安全性が求められる部分に、合計約3000トンの「NSafe-Hull」を使用した。

船体に穴が開きにくくなることにより、浸水防止や貨物保護、深刻な環境汚染につながる油流出を防止する。

商船三井は、世界最高水準の安全運航を目指しており、今後も船舶の安全性に寄与する技術を積極的に採用し、安全で確実な海上輸送の実現に取り組む方針だ。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 約10万円で200km以上走るEVバイク登場に「現実的な選択肢」、ベトナムから日本上陸に期待の声
  2. 【フィアット 600ハイブリッド 新型試乗】意外にもBEV版よりスムースで快適! 価格にも「親近感」…島崎七生人
  3. スバル『フォレスター』に早くも「理想の姿」と話題の特別仕様、「最初から出してよ!」の声も
  4. 航続262kmの新型電動バイクが約10万円から、ビンファストが2モデル発表
  5. 今どき? ダウンサスが注目される理由とは…夏のカスタムHOW TOまとめ
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. リチウムイオン電池の寿命を2倍に、矢崎総業、バインダフリー電極材料を開発
  3. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  4. 湘南から走り出した車、フェアレディZやエルグランド…日産車体が量産終了へ
  5. 栃木ホンダ販売、テラチャージの急速充電器設置…EV充電環境を強化
ランキングをもっと見る