商船三井の大型ばら積み貨物船が進水…衝突安全性の高い鋼板を採用

船舶 企業動向

商船三井は、新日鉄住金が開発した高延性造船用鋼板「NSafe-Hull(エヌセーフ・ハル)」を世界で初めて採用した大型ばら積み船が進水したと発表した。

「NSafe-Hull」は、高い延び性を持ち、船舶の側面からの衝撃に対して衝撃吸収エネルギーが約3倍になることから、従来の鋼材に比べて船体に亀裂が生じにくく、船舶の安全性を高める。

今回の建造船では、貨物艙船側部、燃料タンク部などの高い衝突安全性が求められる部分に、合計約3000トンの「NSafe-Hull」を使用した。

船体に穴が開きにくくなることにより、浸水防止や貨物保護、深刻な環境汚染につながる油流出を防止する。

商船三井は、世界最高水準の安全運航を目指しており、今後も船舶の安全性に寄与する技術を積極的に採用し、安全で確実な海上輸送の実現に取り組む方針だ。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「妄想が現実になった」トヨタがAE86のエンジン部品を発売へ…「復刻だけじゃない」その内容に驚きの声
  2. 「TWIN TURBOのロゴ懐かしい!」Z32ファン感涙、レトロ感あふれる新型『フェアレディZ』が話題に
  3. ヤマハの3輪スクーター『トリシティ』が進化! SNSでの注目は「デザイン」と「屋根が付くか」
  4. 衝突試験、1回の費用はおいくら? ホンダ栃木四輪開発センターで見学
  5. ホンダ『プレリュード』新型、気になるライバルたち
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る