太田昭宏国土交通大臣は8月12~14日の日程でマレーシアを訪問、リオウ・ティオンライ運輸大臣らと会談を行い、2020年の完成を目指すクアラルンプール(KL)~シンガポール間高速鉄道(HSR)の整備協力などに関して意見交換を行った。
13日はリオウ運輸相とアブドル・ワヒド・オマル首相府相、14日はサイド・ハミド公共陸運委員会(SPAD)議長とそれぞれ会談。HSRに直接関わっているワヒド氏とサイド・ハミド氏との会見では、JR東日本や住友商事、日立製作所、三菱重工といった関係企業を伴い、日本側の意気込みを示すと共に、資金や技術面での協力を含む最大限の支援を行う意向を伝えた。
日本側は、2013年7月の安倍晋三首相のマレーシア訪問、今年5月のナジブ・ラザク首相の訪日の際にも首脳会談の話題に上がり、安倍首相自ら売り込んだ。