打ち上げ直後のロケットを宇宙から見る[動画]

宇宙 テクノロジー
小型衛星『TechDemoSat-1』が宇宙から撮影した動画(SSTLによる動画のスクリーンショット)
小型衛星『TechDemoSat-1』が宇宙から撮影した動画(SSTLによる動画のスクリーンショット) 全 2 枚 拡大写真

2014年8月12日、英サリー・サテライト・テクノロジーズ (SSTL)は、7月8日に打ち上げられた小型衛星『TechDemoSat-1』が宇宙から撮影した動画を公開した。

TechDemoSat-1は、2014年7月8日にソユーズロケットでカザフスタンのバイコヌール宇宙基地から打ち上げられた。SSTL社の小型地球観測衛星プラットフォーム「SSTL-150」をベースとした技術実証機で、今年6月に打ち上げられたカザフスタンの地球観測衛星「KazEOSat-2」と同型になる。衛星の重量は150キログラム程度の小型衛星で、高度635キロメートルの太陽同期軌道で地球を南北に周回している。

衛星の外側に搭載されたビデオカメラは、TechDemoSat-1のミッション実施の様子を撮影するためのもので、画角65×54度、解像度1280×1024ピクセルの画像を得られる。

34秒の映像では、開始から6秒後に太陽の強い光が差す。25秒後に画面を左から右に横切る光るものは、TechDemoSat-1を打ち上げたソユーズロケット上段、フレガートMが衛星から離れていく様子だという。さらに35秒後にも小さな明るい点が現れ、これはTechDemoSat-1と共に相乗りで打ち上げられた他の衛星がではないかとSSTL社はコメントしている。

既存の民生品技術で衛星開発を行うSSTL社では、今後は新型の衛星アンテナやロケット打ち上げ打ち上げ時の強い衝撃に耐えるカラーCOMSカメラでの映像撮影などの技術実証を行う予定だという。

《秋山 文野》

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