夜間、自動車から見えやすい色は「蛍光イエロー」…バイク王&カンパニー調べ

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夜間の安全と色彩に関する実証実験
夜間の安全と色彩に関する実証実験 全 2 枚 拡大写真

バイク王&カンパニーは、製造業とは異なる視点からライダーの安全性を検証する活動の一環として、日本色彩研究所監修のもと「夜間の安全と色彩に関する実証実験」を実施、その結果を発表した。

通常、安全性に関わる色別の目立ち(誘目性)や遠くからの見つけやすさ(視認性)は、40年ほど前の実験結果から語られているという。蛍光塗装をはじめ、現在では40年前と比較して車輌やヘルメット、ウエア類に用いられる色彩も多様化しているとともに、自動車のヘッドライトもHIDが主流となりつつあり、当時の光源とは異なる状況となっている。今回の実験は、現代的なバイクライフスタイルにフィードバック可能なデータ取得を目的としている。

実験は、視力0.9から1.5を有する19才から34才の男女20名が参加し、夜間に照明灯が設置された大学構内の駐車場で実施した。15色に塗装された卓球ボールを使用し、被験者横に停めた自動車からヘッドライト(片目)を照射。ボールを静止した観察者に向け、遠方から徐々に近づけて提示し、卓球ボールの存在が確認できた位置までの距離を集計した。

実験の結果、夜間の低照度の車道において、自動車から最も見えやすい色は、「蛍光イエロー」であることが判明した。また、「白」の平均視認距離も「蛍光イエロー」との差はほぼ見られず、同等の視認性を有することがわかった。

一方で「蛍光グリーン」の平均視認距離は34.2mと「蛍光イエロー」の約7割に留まり、一般的に目立つ色とされる蛍光色にも、夜間における自動車からの視認性という点では差があることも確認されている。

《纐纈敏也@DAYS》

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