日立金属、世界最大の鉄鋳物サプライヤーを1340億円で買収…自動車向け事業を強化

自動車 ビジネス 企業動向

日立金属は、北米市場で自動車など向け鉄鋳物事業を展開するワウパカ・ファウンドリーを買収すると発表した。

日立金属は、ワウパカの全株式を13億1400万ドル(約1340億円)で取得し子会社化する。

ワウパカは、米国ウィスコンシン州を本拠地とし、米国に6工場を展開する世界最大の鉄鋳物サプライヤー。北米市場で、輸送機向け鉄鋳物事業を展開しており、自動車用ブレーキ部品を中心に、産業機械や農業機械、建設機械など、幅広い分野に製品を供給している。

世界の輸送機向け鉄鋳物市場は、新興国での自動車需要に牽引され継続的に拡大することが予測されている。

日立金属は、鉄鋳物事業で中長期な成長を実現していくためには、ワウパカが持つ圧倒的な生産規模、事業領域、顧客基盤を取り込み、グローバル市場での競争優位性を確保できる事業基盤を獲得することが不可欠と判断した。

日立金属はワウパカを買収することで、日立金属の高付加価値ニッチゾーンと、ワウパカの競争力ある多量生産ゾーンを持つ、世界最大の鉄鋳物サプライヤーとして事業領域を拡大、強固な基盤のもと、事業を展開する。

今後、自動車をはじめとする輸送機分野で幅広い事業展開を進め、市場や顧客が期待する新たな製品やサービス・ソリューションを提供することで、顧客基盤の強化・拡大を図り、グローバル市場での持続的成長を目指す。

《レスポンス編集部》

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