欧州測位衛星ガリレオ、2機を打ち上げへ 8月21日

宇宙 企業動向
2013年にガリレオ測位衛星を打ち上げた際のソユーズロケット
2013年にガリレオ測位衛星を打ち上げた際のソユーズロケット 全 1 枚 拡大写真

2014年8月21日、アリアンスペース社はESA 欧州宇宙機関の測位衛星『GALILEO FOC M1, SAT5-6(ガリレオ FOC M1 5-6号機)』を南米・仏領ギアナ宇宙センターからソユーズロケットで打ち上げる。

打ち上げは日本時間8月21日21時31分14秒の予定。ソユーズロケットを使用し、総重量1607kgの2機の衛星を高度2万2522km、軌道傾斜角55.04度の軌道へ投入する。

リフトオフから約9分間、ソユーズ第1段~第3段が飛行し、さらにロケット上段のフレガットと衛星分離機構・衛星本体を合わせたノーズ・モジュールが切り離される。フレガットは2度にわたりエンジン燃焼を行い、総ミッション時間3時間47分57秒で2機の衛星を分離機構から切り離す予定だ。

ガリレオ測位衛星は、欧州が整備を進めている全地球測位衛星システム。24機の衛星が地球全体をカバーし、米GPSから独立して位置情報を取得できるようになる予定だ。今回の打ち上げは、すでに打ち上げられて測位信号の送信を開始している4機の衛星に続く5-6号機。英小型衛星メーカー、サリー・サテライト・テクノロジー(SSTL)社が開発に協力し、OHBシステム社が製造を担当している。

《秋山 文野》

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