ドイツの高級車メーカー、BMWグループが、電動化技術に特化して立ち上げた新ブランド、「i」の市販車第二弾、『i8』。同車が、世界最速のEVレースのセーフティカーに起用されることが分かった。
i8は、「i」の市販車第二弾のPHVスポーツカー。PHVシステムは、前輪をモーター、後輪をエンジンで駆動。リアにレイアウトされるエンジンは、1.5リットル直列3気筒ガソリンターボ。最大出力231ps、最大トルク32.6kgmを発生する。
フロントに置かれるモーターは、最大出力131ps、最大トルク25.5kgm。モーターとエンジンを合わせたトータルでは、最大出力362ps、最大トルク58.1kgm。このおかげで、0-100km/h加速は4.4秒、最高速は250km/h(リミッター作動)のパフォーマンスを達成する。二次電池は、畜電容量5kWhリチウムイオンバッテリーで、モーター単独で最大37km、最高速120km/hでEV走行できる。
EVモードの効果もあり、欧州複合モード燃費は47.6km/リットル、CO2排出量は49g/kmと、優れた環境性能を実現。i8は日本国内では今夏発売され、価格は1917万円。
8月19日、フォーミュラEは公式Facebookページにおいて、フォーミュラEのセーフティカーに起用されたi8の画像を公開。英国のサーキット、「ドニントン・パーク」で行われたフォーミュラEの公式テストにおいて、その姿を披露している。