日本特殊陶業は、米国司法省との間で、自動車用スパークプラグと酸素センサの取引に関して、米国反トラスト法(独占禁止法)違反があったとして罰金5210万USドル(約53億円)を支払う司法取引で合意したと発表した。
同社グループでは2011年7月以降、米国当局の調査に協力してきたが、適用法令、事実関係などを総合的に判断した結果、司法取引に応じることが得策と判断した。
この司法取引に対し日本特殊陶業は「事態を厳粛に受け止め、体制のさらなる強化や制度の見直し、独占禁止法をはじめとする関係法令の教育などを徹底し、再発防止に努める」としている。
また同社は社会に及ぼす影響の大きさを厳粛に受け止め、代表取締役は今年9月から3カ月間、月額報酬額の30%を自主返上するとしている。