豊田合成、従来比40%軽量化した樹脂ウォータパイプを開発…レクサス NX に採用

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豊田合成、樹脂ウォータパイプを開発(レクサスNX向け)
豊田合成、樹脂ウォータパイプを開発(レクサスNX向け) 全 4 枚 拡大写真
豊田合成は、従来と比べて約40%軽量化した「樹脂ウォータパイプ」を開発した。

エンジン冷却水などを通す配管であるウォータパイプは従来、ステンレスや鉄などの金属製が主流で、製品の重量が比較的重いこと、複雑に曲がった形状への加工が困難なことなどが課題だった。

同社は、車両の軽量化やエンジン廻りの狭小化などのニーズに対応するため、3次元に曲がったパイプ形状を成形する「ウォータアシストインジェクション工法」を新たに導入し、冷却水(LLC)に対する耐久性などを考慮した材料を選定するなど、樹脂技術を駆使し、同工法を用いた「樹脂ウォータパイプ」の量産化を日本で初めて実現した。

開発した製品は、軽量な樹脂製で従来の金属製に比べ約40%軽量化を実現するとともに、配管の曲げ角度などの形状制約が緩和されることで、金属パイプでは加工が困難だった複雑な形状に成形することが可能となり、エンジンルームのコンパクト化に貢献する。

さらに、複数のパイプやブラケット部などを同時に成形でき、部品点数を削減することでコスト低減にも寄与する。

新製品はトヨタ自動車の「レクサスNX」の過給器(ターボ)付きエンジンに使用されるインタークーラー用冷却水配管で初めて採用された。今後も幅広い車種への適用を目指す。

《レスポンス編集部》

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