ICT教育が、子どもの学力向上に結びつくことが証明された調査結果

エンターテインメント 話題
ICTを活用して課題発見・解決型の学習指導を行った学校の割合
ICTを活用して課題発見・解決型の学習指導を行った学校の割合 全 5 枚 拡大写真

 ICTを活用して協働学習や課題発見・解決型の学習指導を行った学校の方が、すべての教科で平均正答率が高い傾向にあることが、文部科学省が8月25日に発表した全国学力テストの結果より明らかになった。

 パソコンやタブレット端末、電子黒板、実物投影機、プロジェクター、インターネットなどのICTを活用して、子ども同士が教え合い学び合う学習(協働学習)や課題発見・解決型の学習指導を行った学校の割合は、前年度と比べて高くなっている。小学校は「よく行った」13.8%と「どちらかといえば行った」50.3%の計64.1%、中学校は「よく行った」9.1%と「どちらかといえば行った」42.2%の計51.3%となった。

 ICTを活用した授業を行った学校の割合を教科別にみると、国語は小学校が79%、中学校が46%、算数・数学は小学校が75%、中学校が53%に上る。

 ICTを活用した教育について、すべての教科で平均正答率が5ポイント以上全国平均を上回る学校(A群)と5ポイント以上全国平均を下回る学校(B群)を比較すると、A群の方が「国語の授業でICTを活用した授業を行った」と回答している割合が高い。

 また、「ICTを活用して子ども同士が教え合い学び合う学習や課題発見・解決型の学習指導を行った」学校の方が、すべての教科で平均正答率が高い傾向が見られた。具体例を挙げると、中学校で「よく行った」学校は国語Bの平均正答率が53.8%であるのに対し、「まったく行っていない」学校は49.3%と4.5ポイントの差がみられた。

ICTを活用した学校の正答率が高い傾向…全国学力テスト2014

《工藤めぐみ》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』が日本導入…6月の新型車ランキング
  2. クーペSUVに進化! アルファロメオ『ステルヴィオ』次期型を完全プレビュー
  3. アルファロメオの新型SUV『ジュニア』日本発売に、「420万円はリーズナブル」「マジで美しい」など反響続々
  4. トランプ関税に「ジタバタしない」姿勢のトヨタも、米国市場で7月1日から値上げ[新聞ウォッチ]
  5. トヨタ車体、『アルファード』『ヴェルファイア』をトヨタ自動車に生産移管、いなべ工場は商用車専用に
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  3. 中国EV「XPENG」、電動SUV2車種を改良…新電池は12分で80%充電可能
  4. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  5. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
ランキングをもっと見る