日本TI、eCallシステム向けの車載用Class-Dオーディオアンプを発表

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日本TI・TAS5421-Q1
日本TI・TAS5421-Q1 全 1 枚 拡大写真

日本テキサス・インスツルメンツ(日本TI)は9月2日、eCall(緊急通報)やインストルメントクラスタシステム向けに、ロードダンプ保護と診断機能をワンチップに統合した、車載用Class-Dオーディオ・アンプ製品「TAS5421-Q1」を発表した。

eCallシステムは、事故発生時に自動的に通信を行い、車両の位置を最寄りの緊急センターに通報することで、救命までの応答時間を短縮できるが、バックアップバッテリーの電力のみで、長期間に渡る高い信頼性、かつ自律的な動作を求められる。

新製品は、Class-Dアンプに損傷を与えるおそれのあるロードダンプをはじめとした、過酷な車載動作環境に対して、40Vのロードダンプ保護と過熱保護を提供。また、追加のバッテリーセルが不要で、ディスクリート構成のソリューションと比較して、システムの総合的なコストを削減し、基板実装面積の縮小、製品重量の軽減などを実現する。

TAS5421-Q1は、16ピンHTSSOP PowerPADパッケージで供給。1000個受注時の参考単価は1.74米ドル(約182円)より。

《纐纈敏也@DAYS》

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