マレーシア・パハン州のレアアース施設、フル操業免許を取得

エマージング・マーケット 東南アジア

原子力発電認可局(AELB)は、資源大手の豪ライナス・コープが運転しているパハン州ゲベンの世界最大級のレアアース(希土類)製錬施設「ライナス・アドバンスト・マテリアルズ・プラント」(LAMP)について、2年間有効のフル操業免許(FOSL)を発給したことを明らかにした。星洲日報が報じた。

2年間の暫定操業免許(TOL)が9月2日に切れる直前だった。AELBのハムラー・モハマド・アリ専務理事は、FOSL発給が8月21日に開催したAELB理事会で決まったもので、2年間の暫定期間中に安全操業を続けたことを評価し、あくまで科学的見地からすべての要求基準を満たしたと判断したと述べた。

レアアース・プロジェクトには、環境団体「セーブ・マレーシア、ストップ・ライナス」(SMSL)、ヒムプナン・ヒジャウ(緑の連帯)などが放射性廃棄物による汚染の懸念から反対しており、これまでも再三にわたって反対デモや集会を開催していた。最近では同反対運動を支援しているニュージーランド出身の女性活動家がマレーシア入国を拒否される事件も起きている。

伊藤 祐介

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

アクセスランキング

  1. メルセデスベンツの主力SUV『GLC』、新型を9月に世界初公開へ
  2. 三菱『パジェロ』7年ぶり日本復活か!? 日産 パトロール 派生モデルの可能性も
  3. その名の通り1000馬力! 新型スーパーカー『ブラバス1000』発表、AMG GTのPHEVをさらに強化
  4. 日産『エクストレイル』米国版が2026年型に、新グレード「ダークアーマー」設定
  5. 待望の新型スズキ『GSX-R1000R』が予告なしの初公開!「3色3様」往年のレーシングカラーで日本市場復活へ
  6. 「ミニGSX-R」をスズキがサプライズ発表!? 鈴鹿8耐マシン以上に「サステナブルかもしれない」理由とは
  7. 世界初の「破壊不可能ホイール」って何だ!? テスラ向けパーツ手掛ける米メーカーが開発
  8. 21車種・64万台超、トヨタ自動車の大規模リコールに注目集まる…7月掲載のリコール記事ランキング
  9. 『N-ONE e:』の高性能版? ホンダ「スーパーEVコンセプト」インドネシアで初公開
  10. 快進撃のヤマハ、次は「親しみやすいスーパースポーツ」で勝負!?「鈴鹿8耐2025」注目の1台
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
ランキングをもっと見る