マレーシア・パハン州のレアアース施設、フル操業免許を取得

エマージング・マーケット 東南アジア

原子力発電認可局(AELB)は、資源大手の豪ライナス・コープが運転しているパハン州ゲベンの世界最大級のレアアース(希土類)製錬施設「ライナス・アドバンスト・マテリアルズ・プラント」(LAMP)について、2年間有効のフル操業免許(FOSL)を発給したことを明らかにした。星洲日報が報じた。

2年間の暫定操業免許(TOL)が9月2日に切れる直前だった。AELBのハムラー・モハマド・アリ専務理事は、FOSL発給が8月21日に開催したAELB理事会で決まったもので、2年間の暫定期間中に安全操業を続けたことを評価し、あくまで科学的見地からすべての要求基準を満たしたと判断したと述べた。

レアアース・プロジェクトには、環境団体「セーブ・マレーシア、ストップ・ライナス」(SMSL)、ヒムプナン・ヒジャウ(緑の連帯)などが放射性廃棄物による汚染の懸念から反対しており、これまでも再三にわたって反対デモや集会を開催していた。最近では同反対運動を支援しているニュージーランド出身の女性活動家がマレーシア入国を拒否される事件も起きている。

伊藤 祐介

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