【マツダ ロードスター 新型発表】購買意欲に火をつける、全く新しいメーカーのアプローチ

自動車 ニューモデル 新型車
マツダ 新型ロードスター
マツダ 新型ロードスター 全 12 枚 拡大写真

「MAZDA ROADSTER THANKS DAY IN JAPAN」と銘打って行われたマツダのイベント。その実態はというと新しい4世代目の『ロードスター』のお披露目イベントである。一応、ワールドプレミアと称されてはいるものの、詳細についてはまだ公表されていない。

先着1200名をネット上で一般公募して招待した今回のイベントは、メディアに対して行われる発表会ではなく、主体はあくまでもユーザー。とはいえ、現車が姿を見せるのはこれが最初とあって、もちろんメディアも大いに盛り上がった。いずれにせよワールドプレミアをファンとともに見つめるのはこれが初めて。

日頃メディアに公開された後にディーラーで現車を確認というのが従来型とすれば、こいつは全く新しい試みであり、正直なところユーザーの購買意欲に火をつけたことは間違いないと思う。おまけに会場でのサプライズは、抽選で3名の来場者が初物のコックピットに収まれたこと。最初のユーザーが興奮してほとんどコメントを残さなかったのを見れば、いかに気分が高揚していたかがわかる。

今回のイベントは日本のみならず、アメリカ(モントレー)、およびスペイン(バルセロナ)の3か所で同時開催。スペインは何と開催が午前3時にもかかわらず、人々が訪れている映像がリアルタイムで映し出されていた。

4月のニューヨークショーでベアシャシーを発表し、今回はあくまでもスタイルの発表。そしてすべてのベールが取れるのは2015年3月とも言われるが、新しいデザインは過去のロードスターの中でも白眉だと個人的には思う。まだ市場投入までは間があるのでせっせとお金をためてその日に備えるファンが増えること確実だ。

《中村 孝仁》

中村 孝仁

中村孝仁(なかむらたかひと)|AJAJ会員 1952年生まれ、4歳にしてモーターマガジンの誌面を飾るクルマ好き。その後スーパーカーショップのバイトに始まり、ノバエンジニアリングの丁稚メカを経験し、さらにドイツでクルマ修行。1977年にジャーナリズム業界に入り、以来45年間、フリージャーナリストとして活動を続けている。また、現在は企業やシニア向け運転講習の会社、ショーファデプト代表取締役も務める。

+ 続きを読む

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
  2. 三菱『パジェロ』7年ぶり日本復活か!? 日産 パトロール 派生モデルの可能性も
  3. カワサキ『Ninja ZX-25RR』を日本初導入、価格は105万2700円 スタンダード版「25R」は廃止
  4. メルセデスベンツの主力SUV『GLC』、新型を9月に世界初公開へ
  5. その名の通り1000馬力! 新型スーパーカー『ブラバス1000』発表、AMG GTのPHEVをさらに強化
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  4. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  5. 湘南から走り出した車、フェアレディZやエルグランド…日産車体が量産終了へ
ランキングをもっと見る