ツイッターやLINEで呼びかけ集団暴走、47人を検挙

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昨年10月に大阪府豊中市内などで集団暴走を行ったとして、大阪府警は1日、道路交通法違反(共同危険行為、信号無視など)容疑で、15-21歳の男女47人を逮捕・送検した。特定の暴走グループではなく、ネットの呼びかけに応じて参加した寄せ集めという。

大阪府警・交通捜査課によると、道交法違反で逮捕された16人と書類送検された31人は2013年10月26日深夜から同27日未明に掛けての約5時間30分に渡って、40台以上の車両を連ねて豊中市から大阪市、吹田市付近で集団暴走を行った疑いがもたれている。走行距離は約80kmに及び、蛇行運転や信号無視を繰り返して他車の通行を妨害した。

警察が把握している暴走族に属しているメンバーは5人で、他の42人はインターネット(ツイッター、LINE)の書き込みを見て、呼びかけに応じる形で暴走に参加していたとみられている。警察は当日撮影した映像から参加した個人を特定し、検挙につなげている。

聴取に対して47人の大半は「大規模な暴走に参加したかった」、「自由参加なので面白そうだった」などと供述しているようだ。

内部の掟や厳しい上下関係のある旧来の暴走族は若者から嫌われ、衰退する傾向にあるが、そうしたグループに属さず、普段は少数で暴走行為に参加する者たちがネットの呼びかけに応じて結集する「寄せ集めの即席集団による暴走」は増える傾向にある。警察は今後もこうした暴走が行われる可能性があるとみて、警戒を強める方針だ。

《石田真一》

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