メッツラー スポルテック M7RR 発表…マン島TTレースからフィードバックしたスポーツタイヤ

モーターサイクル 企業動向
メッツラー スポルテック M7RR
メッツラー スポルテック M7RR 全 16 枚 拡大写真

ピレリ傘下のメッツラーが二輪車用新ロードスポーツタイヤ、「スポルテックM7RR」を発表した。

【画像全16枚】

ドイツブランドのメッツラーは現在、ピレリグループに属しており、開発はイタリアのミラノにあるピレリタイヤと同じ部門で行われている。

しかし、メッツラーとピレリは同じタイヤにブランドを打ち換えただけのものではなく、それぞれに専用設計がされている。ピレリがレーシーなエキサイティング指向だとしたら、メッツラーはやや耐久性に富むツーリング指向というように、造り込みを絶妙にアレンジしている。

メッツラーの「スポルテック」は、サーキット指向の「レーステック」、公道指向の「ロードテック」の中間に位置付けられるスポーツ指向のタイヤだ。そして、新しい M7RR は、M5 の後継型であり、末尾の“RR”は“ロード・レーシング”を意味している。つまり、マン島TTレースをはじめとした公道レースのノウハウを還元したスーパースポーツタイヤなのだ。(※メッツラーはマン島TTレースやパイクスピーク国際ヒルクライムにタイヤを供給している)

M7RR は、タイヤの外径を大きくしていることが特徴の一つである。サイドウォールを高くするだけでなく、プロファイルもラウンドな形状とすることで、吸収性を高めるとともに、接地面積を拡大させている。

内部構造には、レーヨンカーカスの線密度と引張強度を高めながら、打ち込み本数を減らすというレーシングタイヤの技術を投入。変形を抑制しながらも、カーカスをコーティングしているゴムの割合を増やすことで弾性を高め、フィードバックとコントロール性を向上させている。

トレッドパターンは、フロントの溝面積を増やしてウェットグリップを高める一方、リヤは溝面積を減らし、ドライグリップを確保している。水膜がフロントで排除されるため、溝を減らしても大丈夫という判断だ。

パターンデザインも独特で、リーン時に多い溝で排水性を高めるも、トレッドの変形でヨレが生じないように、コンパウンドブリッジと呼ばれる中央寄り2列の縦溝を設け、そこで変形を吸収させている。

コンパウンドは、フロントに低温ウェット時にもグリップ力を発揮できる100%シリカを採用。リヤは2分割式とし、中央に耐磨耗性に優れる70%シリカとしている。

見た目にも、スーパースポーツタイヤとしては溝が多いM7RRは、公道での現実に照準を当てていることが伺える。

《和歌山 利宏》

【注目の記事】[PR]

レスポンス公式TikTok

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 車検対応の5MT・ターボで超軽量710kg! SPK、レース用ダイハツ『ミライース』の抽選販売を開始、100台限定
  2. 家族向けミニバンなのに走りがすごい! さらに上質さを両立した、新型日産『セレナ AUTECH SPORTS SPEC』の完成度に驚くPR
  3. BMW『3シリーズ』が初めてEVに、新型『i3』発表…ノイエクラッセ第2弾は航続900km
  4. B'z稲葉浩志とSHOEIヘルメットがコラボ!『Glamster』『J・O+』に受注期間限定の特別モデルが登場
  5. 日産『ルークス』、仲里依紗プロデュース「RE.」とコラボイベント開催…銀座で限定アイテム販売
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る