成田空港アクセス調査、入港者数15%増…貸切バス比率がアップ

航空 企業動向
成田国際空港
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成田国際空港は、アクセス交通実態調査の結果を発表した。

同社は、成田空港へのアクセス交通の利用状況を把握するとともに、今後のアクセス改善に向けた基礎資料とするため、開港当初から隔年ごとに実態調査を実施している。

今回は3月14日の調査を実施した。成田空港への全ての入港者を対象に、入港交通手段や入港目的について集計した入港者カウント調査、全ての入港車両を対象に車種別など集計した入港車両カウント調査を実施した。

調査結果によると全入港者数は9万3073人で、前回と比較して15%増加した。このうち、出発旅客の伸びが大きく25%増加、空港内従業員も9%増加した。

前回と比較して当日の旅客数が21%増加した。このうち、国際線は10%増、国内線が143%増加した。商用・送迎・見学などを目的とした入港者は横ばいだった。

全入港者のアクセス交通の構成比は、自動車類が全体の62%、鉄道類が34%となっており、前回調査と大きな変動はなかった。

鉄道類は、京成本線が最多で全体の13%、京成スカイライナーが6%、成田エクスプレスが5%などで、前回調査と大きな変動はなかった。

自動車類は、自家用車(空港外駐車場含む)が最も多く28%、空港直行バスが12%、貨物車が9%、貸切バスが6%。前回調査との比較では、空港直行バスが9%から12%となり3ポイント増加した。

出発旅客のアクセス交通の構成比は、自動車類が57%、鉄道類が42%となっており、前回の調査との比較では、鉄道類の割合が4ポイント減少し、自動車類が4ポイント増加した。

日本人出発旅客のアクセス交通の構成比は、自動車類が57%、鉄道類が43%となっており、前回の調査との比較では、鉄道類の割合が5ポイント減少し、自動車類が6ポイント増加した。

外国人出発旅客のアクセス交通の構成比は、自動車類が60%、鉄道類が40%と、前回調査とほぼ横ばい。

成田空港への入港車両台数は、全体で7%増の2万7329台となった。このうち乗用車類が最も多く全体の63%を占めた。次いで貨物車類が25%、バス類が11%で、車種別の比率は前回調査とほぼ同じだった。

《レスポンス編集部》

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