【スズキ スイフト 試乗】カタチも乗り味のよさも“特別仕様”なSTYLE-DJE…島崎七生人

試乗記 国産車
スズキ・スイフト STYLE-DJE
スズキ・スイフト STYLE-DJE 全 8 枚 拡大写真

2トーンおよび“プラズマイエローパールメタリック”は、ベース車の XG-DJE にはない特別仕様車「STYLE」だけのボディ色。けれど、走りの心地よさもトクベツなのは、試乗してみての大きな発見だった。

XG(FF)ベースのためリヤブレーキがディスクではなくなるのは事実。一方でサスペンションは XG のまま、タイヤサイズが185/55 R16 83V(試乗車:BS TURANZA ER300・日本製)にグレードアップ。そしてパワートレイン系(パワステの制御含む)はDJEのものとなるが、この組み合わせ、バランスが実にいいのである。

とくに乗り味が街中でもワインディングでもこなれていたり、ステアリングの操舵力が自然な重みだったりするのは、このクルマの大きな美点。CVTを介して発揮される DJE のパフォーマンスも十分に快活だ。先に試乗済みの「RS-DJE」もスポーティだが、コチラは、およそ実用領域の全般で快適でしなやかな走りが味わえる。

専用シート表皮のメイン材(ラックススェード)独特の伸縮性の高さも、乗り味の良さにひと役買っている。レポーターの好みではパイピング色はコントラストの低いダークグレーなら、より落ち着いた雰囲気になると思った。

本革巻きのステアリングホイールは真円かつ全周同一の断面形状で扱いやすいし、後付けエアロパーツのない外観は『スイフト』本来のプレーンなデザインが楽しめ好感がもてる。UV、IRをカットしてくれるフロント&フロントドアガラスも、炎天下の試乗で効果が実感できた。

■5つ星評価
パッケージング:★★★★★
インテリア/居住性:★★★★★
パワーソース:★★★★★
フットワーク:★★★★★
オススメ度:★★★★★

島崎七生人|AJAJ会員/モータージャーナリスト
1958年・東京生まれ。大学卒業後、編集制作会社に9年余勤務。雑誌・単行本の編集/執筆/撮影を経験後、1991年よりフリーランスとして活動を開始。以来自動車専門誌ほか、ウェブなどで執筆活動を展開、現在に至る。 便宜上ジャーナリストを名乗るも、一般ユーザーの視点でクルマと接し、レポートするスタンスをとっている。

《島崎七生人》

島崎七生人

島崎七生人|AJAJ会員/モータージャーナリスト 1958年・東京生まれ。大学卒業後、編集制作会社に9年余勤務。雑誌・単行本の編集/執筆/撮影を経験後、1991年よりフリーランスとして活動を開始。以来自動車専門誌ほか、ウェブなどで執筆活動を展開、現在に至る。便宜上ジャーナリストを名乗るも、一般ユーザーの視点でクルマと接し、レポートするスタンスをとっている。

+ 続きを読む

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ついにハイブリッド化! 新型トヨタ『ランドクルーザー300』の発表にSNSでは「バク売れの予感」など話題に
  2. トヨタの顧客は1億5000万台…バリューチェーンで財務基盤強化
  3. 世界最高級ピックアップトラック誕生!? トヨタ『センチュリーピックアップ』の可能性
  4. 日産 リーフ 新型をライバルと比較…アリア、テスラ、bZ4Xと何が違う?
  5. 15歳から運転できる「小さいオペル」に興味アリ!「通勤用にこういうのでいいんだよ」など注目集まる
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  2. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  3. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  4. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  5. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
ランキングをもっと見る