【モスクワモーターショー14】ラーダ、追加車種を一挙に展示…ロシアブランドの意地見せる

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ラーダ・カリーナクロス
ラーダ・カリーナクロス 全 10 枚 拡大写真

コンセプトカーで小型セダンと小型SUVの次期モデルを予告したラーダ。しかしその他にも、既存車種の追加モデルを何台も公開し、ロシア勢としての意地を見せた。ここではそれらの車種を紹介したい。

【画像全10枚】

小型ハッチバック『カリーナ』には、リアボディを延長して荷室容積を拡大したワゴンも存在する。そして今回は、そのクロスオーバー仕様として『カリーナクロス』を追加。9月から受注生産を開始すると発表された。

カリーナクロスはオフロードに対応するサスペンションに変更され、最低地上高は180mmを確保。悪路走破性を向上させている。同時にボディ側面には樹脂製プロテクター、バンパーにはアンダーガードが追加され、SUVらしさを演出。寸法は全長×全幅×全高=4084×1700×1564mm、排気量は1.6リットル。駆動方式はFFのまま。

またカリーナと同様に、MPVの『ラルガス』にもクロスオーバーモデルが追加された。ラルガスはダチア『ロガンMCV』の旧モデルをベースにした7人乗りステーションワゴンで、ロシアでもっとも売れている乗用ワゴンだという。

カリーナクロスと同じく樹脂プロテクターの採用部位と最低地上高が拡大され、メーカーでは家族や友人同士でピクニックやダーチャ(農園のある貸別荘)へ出かける用途に適していると説明する。こちらは11月より販売される予定。

WTCCでも活躍している4ドアセダンの『グランタ』では、トランクリッドをハッチゲートに変更した5ドアリフトバックが公開された。荷室容積は通常440リットルで、後席を倒せば760リットルに拡大。荷室長は1.9mとなり、車中泊も可能ということだ。

ハッチゲートの採用でボディ開口部は大きくなったものの、セダンと同等の車体剛性を確保。また空力性能も追求され、セダンよりも騒音レベルが低減されたという。寸法は全長×全幅×全高=4246×1700×1500mm、排気量は1.6リットル。

このほか、カリーナにWTCC参戦で得たノウハウを盛り込んだスポーツバージョン『カリーナNFR』は、排気量は同一ながら出力が64kW(87hp)から103kW(140hp)へと大幅にアップ。カリーナNFRはラーダのフラッグシップとなるものだという。

2015年以降は『ベスタ』をはじめ、新プラットフォームを用いた車種が続々とデビューし、ラインナップの一新が予想されるラーダ。

しかしそれまで手をこまぬくことなく、積極攻勢をかける構えを見せた。これは日産/ルノー傘下となって、経営体制も開発体制も大幅に強化されたことのあらわれだろう。もしかしたらダチアのように、いずれは西ヨーロッパでもラーダ車を見かけることも珍しくなくなるのかもしれない。

《古庄 速人》

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