ヤマハ発動機は9月5日、日立ハイテクグループが保有する表面実装機(サーフェスマウンター)事業に関する資産の一部を譲受すると発表した。
対象資産は、日立ハイテクグループのΣ(シグマ)製品シリーズとその保守に関わる資産等、資産譲渡予定日は2015年2月1日。
ヤマハ発動機の表面実装機事業は、これまで多機能機市場を中心に事業を展開し、同市場では一定のプレゼンスを獲得してきた。また最近では、多機能機市場から高速機市場へと事業範囲を拡大するため、2012年に高速機「Z:TA(ジータ)」、2014年に高速・汎用機「Z:LEX(ジーレックス)」を市場投入し、新規顧客先の開拓を進めている。
今回の日立ハイテクグループからの資産譲受は、同社の事業成長戦略を加速させるためのもの。これにより表面実装機事業の高速機分野における技術基盤の強化や顧客先拡大の可能性を広げ、事業拡大につなげていく。