近畿日本鉄道(近鉄)は9月9日、「神のみぞ知るセカイ」を題材にした特製入場券を発売すると発表した。キャラクター名の由来となっている各駅で、9月23日から発売を開始する。
「神のみ」は若木民喜さん作の漫画。2008年から2014年にかけて「週刊少年サンデー」(小学館)で連載されたほか、2010年から2013年にかけて3回、テレビアニメが放映されている。登場キャラクターの多くは「長瀬純」(長瀬駅)や「小阪ちひろ」(河内小阪駅)、「上本スミレ」(大阪上本町駅)など、近鉄の駅名にちなんだ名前が付けられている。
特製入場券は各キャラクターのイラストと、キャラクター名の由来になった駅の駅名標がデザインされ、全14種類が発売される。たとえば「高原歩美」入場券は高の原駅の駅名標、「五位堂結」入場券は五位堂駅の駅名標が、それぞれ各キャラクターのイラストとともに券面にデザインされる。発売駅も原則として各キャラクターの名前にちなんだ駅のみになるが、「汐宮栞」(汐ノ宮駅入場券)は富田林駅、「二階堂由梨」(二階堂駅入場券)は天理駅で発売される。
発売期間は9月23日から11月30日までで、発売額は大人用のみ各150円。入場券としての有効日は各キャラクターの誕生日として設定されている日に限られており、「小阪ちひろ」(河内小阪駅入場券)は12月3日のみ、「九条月夜」(九条駅入場券)は2015年7月22日のみ、それぞれ利用できる。
また、特製入場券の収集者向けに「『神のみぞ知るセカイ』2days全線フリーきっぷ」も発売。9月23日から11月30日までの期間中、連続する2日間に限り、ロープウェイを除く近鉄全線を自由に乗り降りできる。発売額は大人用のみ5000円で、カードタイプのフリー乗車券のほか特製台紙が付く。9月23日から11月29日までの間、大阪難波・大阪上本町・大和西大寺・京都・大阪阿部野橋・橿原神宮前・名張・近鉄名古屋・近鉄四日市・津・宇治山田各駅や鉄道関連イベントなどで発売される。
このほか、9月23日から11月30日まで、「特に主要なキャラクター」の名前の由来となった五位堂・高の原・九条・天理・汐ノ宮・伊勢中川の6駅で、各キャラクターのシートやパネルを設置する。