デング熱禍、じわり広がる…都内7つの区が新たに「特別区」に指定

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 厚生労働省は9月6日、デング熱に関する緊急対策会議を開催し、渋谷区と隣接する区の公園に対して優先的に蚊対策を行うと決めた。デング熱の患者数は80名を数え、感染推定地が代々木公園周辺に加え新宿中央公園などにも拡大している。

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 同省によると、9月8日時点で確認されている患者数は80名。推定感染地は先日A地区が閉鎖となった代々木公園から広がりをみせ、78名が代々木公園周辺、1名が新宿中央公園、1名が明治神宮外苑もしくは外濠公園で感染したと考えられている。

 9月6日に開催された「デング熱対策に関する関係機関緊急対策会議」では、住民への注意喚起や感染後の蚊の刺咬の有無の調査、代々木公園がある渋谷区および隣接する特別区の公園(訪問者数が多く、ヤブ蚊の生息好適地がある等)に対して優先的に蚊対策を行うことなどを決めた。

 特別区とは渋谷区、世田谷区、目黒区、中野区、新宿区、港区、杉並区の7つの区のこと。特別区の公園では蚊のウイルス調査を順次、実施。ウイルス保有の蚊が確認された公園にはヒトスジシマカの潜伏場所を特定した上で駆除を行い、成虫蚊の数を減らしていく。感染者が蚊に刺されたことが推定された公園も同様の対応をとる。

 新たに推定感染地となった新宿中央公園、明治神宮外苑では蚊の駆除作業がすでに行われており、新宿中央公園は一部入園規制や施設の利用中止といった対応をとっている。代々木公園に隣接する国立オリンピック記念青少年総合センターでも、野外での活動は蚊の被害を受けやすいため室内研修のみ、一部の施設や出入口の利用をとりやめている。また、新宿御苑も蚊の調査などを行い、状況が確認できるまで閉園するという。

 同省の塩崎大臣は5日の記者会見で「今後ともしっかり対応していきたい」とした上で、「これまで我が国でデング熱を発症されて、亡くなられた方は報告されていない」と述べ、国民に対して「引き続き、冷静に対応していただければ」と呼びかけている。

デング熱の推定感染地が拡大…渋谷区と隣接する特別区で優先的に蚊対策

《黄金崎綾乃》

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