SUVのラインナップを強化しているメルセデスベンツ。同ブランドから、新たなSUVが市販されることが決定した。
これは9月5日、メルセデスベンツが米国アラバマ州タスカルーサ工場の生産能力増強の発表に合わせて、明らかにしたもの。「2015年、タスカルーサ工場から新型SUVがラインオフする予定」と公表している。
この新型SUVについて、メルセデスベンツが明らかにしているのは、「『コンセプトクーペSUV』の市販版」ということだけ。
コンセプトクーペSUV は2014年4月、北京モーターショー14で初公開。『Mクラス』から近い将来派生する新型車を示唆したコンセプトカー。メルセデスベンツが競合車として意識するのは、BMW『X6』。『X5』のクーペ版のX6は、世界の顧客に受け入れられた。そこでメルセデスベンツも、Mクラスベースのクーペの開発に乗り出す。
コンセプト クーペ SUVのボディサイズは、全長4935×全幅2044×全高1739mm、ホイールベース2916mm。Mクラス(全長4810×全幅1925×全高1795mm、ホイールベース2915mm)と比較すると、コンセプト クーペ SUVの全高が、およそ60mm低い。