運転前の危険ドラッグ使用“疑い”で、初の現行犯逮捕

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11日午前1時10分ごろ、東京都新宿区内の国道20号を走行していた乗用車が路外に逸脱。信号待ちのために停車していたタクシーへ衝突する事故が起きた。運転していた23歳の男は意識が朦朧とした状態。警察は危険ドラッグ使用と判断し、男を現行犯逮捕した。

警視庁・交通捜査課によると、現場は新宿区四谷3丁目付近で片側3車線の直線区間。タクシーは営業中で、客を乗せた状態で信号待ちをしていたところ、隣車線を走行してきた乗用車が車線を逸脱。そのまま衝突してきた。車両は小破したが、タクシーの乗客乗員にケガはなかった。

衝突してきたクルマを運転していた江東区内に在住する23歳の男は意識が朦朧とした状態で、車内からは危険ドラッグ(脱法ハーブ)とみられる植物片や吸引用の器具が発見されたため、警察は運転前にドラッグを使用したと判断。道路交通法違反(過労運転禁止)の現行犯で逮捕している。

警視庁は今年8月から「危険ドラッグ使用が疑われる場合、使用した薬物の成分特定を待たずして現行犯で逮捕する」という方針を示しているが、実際に現行犯で逮捕されたのは今回が初となる。

聴取に対して男は「携帯電話に気を取られて脇見をしてしまった」と供述。ドラッグ使用を否認しており、警察は押収した植物片の成分分析を進めるとともに、事故発生の経緯を詳しく調べている。

《石田真一》

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