世帯収入5900リンギ突破、経済学者からは疑問の声も…マレーシア

エマージング・マーケット 東南アジア
マレーシアの首都クアラルンプール(イメージ)
マレーシアの首都クアラルンプール(イメージ) 全 1 枚 拡大写真

先ごろ統計局が発表した2013年度における世帯収入について、実勢にそぐわないと疑問視する声がエコノミストらの間から上がっている。

「2014年度の世帯収入調査」の予備報告書では、世帯当たりの平均月収が2年前に比べて18%も増加し、5900リンギを超えたとしている。

エコノミストらは、世帯収入の定義には給与所得だけでなく従業員積立基金や投資信託の配当、投資益、退職年金、低所得者向け一時給付金「1マレーシア・ピープルズ・エイド(BR1M)」なども含まれると指摘。総収入が上がっているのは確かだが多くの要素が混入しており、決して賃金が大きく上昇しているわけではないとしている。

マレーシア経営者連盟(MEF)の2009年から2013年にかけて一人当たりの月収が年率6%増加しているとし、月収900リンギ以下の低所得者については最低賃金制度の導入に伴い、今年の賃金が33%アップしているとしている。

伊藤 祐介

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

アクセスランキング

  1. メルセデスベンツの主力SUV『GLC』、新型を9月に世界初公開へ
  2. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
  3. 三菱『パジェロ』7年ぶり日本復活か!? 日産 パトロール 派生モデルの可能性も
  4. カワサキ『Ninja ZX-25RR』を日本初導入、価格は105万2700円 スタンダード版「25R」は廃止
  5. その名の通り1000馬力! 新型スーパーカー『ブラバス1000』発表、AMG GTのPHEVをさらに強化
  6. 待望の新型スズキ『GSX-R1000R』が予告なしの初公開!「3色3様」往年のレーシングカラーで日本市場復活へ
  7. ソニー・ホンダ初のEV『AFEELA 1』、量産試作を開始…ホンダの米オハイオ工場で
  8. 快進撃のヤマハ、次は「親しみやすいスーパースポーツ」で勝負!?「鈴鹿8耐2025」注目の1台
  9. 日産『エクストレイル』米国版が2026年型に、新グレード「ダークアーマー」設定
  10. 【エンジン音あり】話題の新型ホンダ『CB1000F/SE』の“図太”直4サウンドを鈴鹿で堪能! ライポジ&足つきを最速チェック
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. 湘南から走り出した車、フェアレディZやエルグランド…日産車体が量産終了へ
ランキングをもっと見る