国立天文台、「すばる望遠鏡公開講演会2014」を開催…11月15日仙台市

宇宙 エンタメ・イベント

国立天文台は、すばる望遠鏡公開講演会2014「すばる望遠鏡、宇宙へのまなざし。」を11月15日、仙台市天文台加藤・小阪ホールで開催する。

日本の天文学者の力を結集し、ハワイに建設したすばる望遠鏡は、観測開始から15周年を迎えた。この間、人類が見たもっとも遠い銀河の記録を何度も塗り替え、太陽系外の惑星の姿を直接とらえるなど、さまざまな成果をあげてきた。

また、国立天文台は口径30メートルという空前の巨大望遠鏡を建設する国際共同プロジェクト「TMT計画」を推進している。講演会では、すばるとTMTについて分かりやすく解説する。

有本信雄氏が、「すばる望遠鏡の見た最新の宇宙」と題して、すばる望遠鏡によって得られたさまざまな成果のなかから、新惑星の発見や惑星系円盤の構造、超新星爆発、ダークマター分布など最新の宇宙の姿を紹介、超大型望遠鏡の時代に向けてのすばる望遠鏡の科学的戦略を講演する。

山田亨氏は「銀河の誕生――すばる望遠鏡で観る宇宙の夜明け」と題して、ビッグバンに始まる宇宙史を現在からさかのぼり、すばるがとらえた50億年前、100億年前、130億年前の宇宙の姿を紹介し、銀河の誕生と進化の歴史をひも解く。

臼田知史氏は「宇宙の謎に挑む大型望遠鏡すばると、もっと大きな望遠鏡TMT」と題して、すばるやTMTの持つ性能と、現状と今度の計画に焦点を当て、最先端の望遠鏡をハワイにつくる理由や、TMTが必要な理由を講演する。

参加費は無料(事前申し込み制、先着順)で、定員は200人。

《レスポンス編集部》

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