ベネッセ漏えい事故を境に高まった、企業のセキュリティ意識

エンターテインメント 話題
デジタルアーツ株式会社 代表取締役社長 道具 登志夫 氏
デジタルアーツ株式会社 代表取締役社長 道具 登志夫 氏 全 17 枚 拡大写真

デジタルアーツ株式会社は、情報漏えい対策の実態と意識調査を実施し、2014年9月17日都内で開催した記者説明会で結果を公表した。全国の1,648名のビジネスパーソン(従業員1,030名、情報システム部門309名、経営層309名)を対象にインターネットアンケート方式で8月下旬に調査を実施した。

調査によれば、回答者の5人に1人が顧客情報を社外に持ち出した経験があると回答したほか、大規模漏えい事故の後で48.9%が「情報漏えい対策の重要度が増した」と回答した。内訳は、最重要課題になった:2.6%、重要課題の1つになった:12.9%、以前よりは重要度が増した:33.3%。なお事件後も約15%は「情報漏えい対策の重要度は以前と全く変わらない」と回答した。

一方、その回答に反し、授業員規模299名以下の企業では、情報漏えい対策への投資を行っている企業が半数に満たない(42.6%)実態が明らかになった。

また、「勤務先の情報持ち出し経験の有無」「情報持ち出しに対する罪悪感の有無」に関する調査では、最も持ち出し経験が少なく、罪悪感も強いのは、情報システム部門である一方で、経営層が最も情報を社外に罪悪感を持たずに持ち出しており、セキュリティ対策の情報システム部門と経営層とのギャップがここでも浮き彫りとなった。

同社取締役CTO 兼 開発部長の高橋則行氏はこの結果をふまえ「セキュリティ維持に費やされる人間の負担を、テクノロジーがカバーするべきである」と述べた。

ベネッセ漏えい事故後、約5割の企業が「情報漏えい対策の重要度増した」(デジタルアーツ)

《高橋 潤哉》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ベントレーの超高級住宅、最上階は「55億円」 クルマで61階の自宅まで
  2. 【ダイハツ ムーヴ 新型】「ポッキー入れ」にイルミネーション、軽自動車でも質感を“あきらめさせない”インテリアとは
  3. 日産の新型セダン『N7』、発売50日で受注2万台を突破
  4. “夏ドライブ”の快適性を上げる、便利アイテム2種5品[特選カーアクセサリー名鑑]
  5. BMW、カーボン素材を天然繊維複合素材に置き換え、量産車に採用へ
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  2. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  3. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  4. 中国EV「XPENG」、電動SUV2車種を改良…新電池は12分で80%充電可能
  5. コンチネンタル、EVモーター用の新センサー技術開発…精密な温度測定可能に
ランキングをもっと見る