【マツダ デミオ 新型】オルガン式ペダル採用、陰の部分へのこだわりが生む“運転のしやすさ”

自動車 ニューモデル 新型車
マツダ・デミオ
マツダ・デミオ 全 14 枚 拡大写真

マツダは9月11日、新型『デミオ』を発表した。新型はSKYACTIV-Dの採用や緊急ブレーキ標準搭載など、“目立つ”部分でのトピックが多いが、実は“目立たない”部分にも開発陣のこだわりがある。ドライバーなら必ず接する部分である「ペダル」もそのひとつだ。

新型デミオには、「オルガン式アクセルペダル」が採用されている。アクセルはコンパクトカー以外でも「つり下げ式」が大多数を占めており、新型デミオが、もしつり下げ式を採用していても気にはならないであろう。しかし、その部分にもこだわるのがマツダである。

「配置位置やペダル自体の高さ(長さ)にも気を使っている」と語るのはマツダ商品本部の土井歩主査。続けて土井主査は、オルガンペダルの利点を「かかとの位置を決めれば、アクセルを容易にコントロールでき、かつブレーキングの際にもかかとを上げずに済む」と述べる。

ドライブ中に“足を上げる”というのは、ドライビングには関係ない動作といえる。その動作をなくす事で実は“疲れ”を軽減できるのだそうだ。

さらにマツダは、デミオのドライビングポジション全体にも気を使っている。「基本的に左右対称ではないと、人間は違和感を覚えるはず。ステアリングがきちんと真ん中にあり、その位置が上下だけではなく手前か奥かも調整できる事。何気ない事ではあるが、このおかげで、様々なユーザーにクルマがフィットし、さらにラクな姿勢で運転できる事がきちんとした操作、そして長距離ドライブを可能にする」と、土井主査は考察を述べた。

《阿部哲也》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ワゴンは“古くて新しい”…今、面白い車とは?
  2. ゴミ回収箱に人が入ることは予見不能
  3. 「戻せばOK」は通用しない! 現代チューニングの合法ルールとは~カスタムHOW TO~
  4. ホンダ『モンキー』イベントに過去最高の550台超が集結!「自腹」でも続ける「二輪文化継承」への思い
  5. ハーレーダビッドソン、横浜で交通安全パレード開催へ 先頭ライダーは魔裟斗
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. AI導入の現状と未来、開発にどう活かすか? エンジニアの声は?…TE Connectivityの独自リポートから見えてきたもの
  2. トヨタ「GRファクトリー」の意味…モータースポーツのクルマづくりを生産現場で実現【池田直渡の着眼大局】
  3. 住友ゴム、タイヤ製造に水素活用…年間1000トンのCO2削減へ
  4. EVシフトの大減速、COP消滅の危機…2024年を振り返りこの先を考える 【池田直渡の着眼大局】
  5. 【学生向け】人とくるまのテクノロジー展 2025 学生向けブース訪問ツアーを開催…トヨタ、ホンダ、矢崎総業、マーレのブースを訪問
ランキングをもっと見る