中国のサイバー攻撃グループ同士が、日本を攻撃するため手を組んだ

エンターテインメント 話題
「Moafee」および「DragonOK」の地理的な位置関係
「Moafee」および「DragonOK」の地理的な位置関係 全 2 枚 拡大写真

ファイア・アイ株式会社は9月19日、中国の異なる複数のサイバー攻撃グループが連携し、日本や台湾などアジアを標的にサイバー攻撃活動を展開しているという調査レポートを発表した。まず、「Moafee」と名づけられている攻撃グループは、中国の広東省を拠点に作戦を実施していると見られる。その標的は、南シナ海における国益に関係する各国の政府と軍事組織であり、この中には米国の防衛産業基盤内の組織も含まれている。

もうひとつの攻撃グループ「DragonOK」は、日本および台湾のハイテクや製造企業を攻撃対象としている。これは同地域での経済競争において、有益な企業機密を入手することを狙いとしていると思われる。なお、DragonOKは、中国の江蘇省を拠点に活動を展開していると考えられる。これら2つの攻撃グループは、地理的に離れた異なる地域を拠点としながらも、「連携体制を確立している」「同等のトレーニングを受けている」「共通のツールキットを供給するサプライチェーンを築いている」「攻撃計画が併用されている」といったことに基づいて活動していると考えられる。つまり、防御を突破するサイバー攻撃を起こすために、工場の“生産ライン”のようなアプローチを採用しているとしている。

中国の異なるサイバー攻撃グループが連携、日本などアジアにサイバー攻撃(ファイア・アイ)

《吉澤 亨史》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』が日本導入…6月の新型車ランキング
  2. トランプ関税に「ジタバタしない」姿勢のトヨタも、米国市場で7月1日から値上げ[新聞ウォッチ]
  3. クーペSUVに進化! アルファロメオ『ステルヴィオ』次期型を完全プレビュー
  4. 雨天・高速走行時の浮き上がりを防ぐ! ダイハツ『エッセ』など4車種用「スポーツエアロワイパーブレード」を発売
  5. 【ダイハツ ムーヴ 新型試乗】「カッコよさ」盛り込んだ軽ハイトワゴンの逆襲…中村孝仁
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  3. 中国EV「XPENG」、電動SUV2車種を改良…新電池は12分で80%充電可能
  4. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  5. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
ランキングをもっと見る