【トヨタ HackCars Days】「父ちゃんと一緒に運転したい!」をカタチに…シンクロナイズド・ドライビング

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TOYOTA HackCars Days 2014 in Tokyo 最優秀賞「シンクロナイズド・ドライビング」の開発チーム“ニャーニャー”のメンバー
TOYOTA HackCars Days 2014 in Tokyo 最優秀賞「シンクロナイズド・ドライビング」の開発チーム“ニャーニャー”のメンバー 全 12 枚 拡大写真

21日、トヨタ自動車とトヨタIT開発センターが参画した「TOYOTA HackCars Days 2014 in Tokyo」で最優秀賞を受賞した「シンクロナイズド・ドライビング」は、「父ちゃんといっしょに運転したい。」といった小学生ななちゃんのアイデアをカタチにした。

「TOYOTA HackCars Days 2014 in Tokyo」は、一般参加のプログラマーやエンジニア等が参加し、クルマの情報を活用したアプリケーションを開発するイベント。21日の成果発表では、タブレットやスマートフォン上で動くソフトウェアの提案が多い中、「シンクロナイズド・ドライビング」は実際のハードウェアとして子供用ステアリングを用意するなど、参加者からの注目も高かった。

発表会で披露されたシンクロナイズド・ドライビングは、助手席に座る子供が親の運転をまねてステアリングを操作、ドライブをする親子のコミュニケーションでシンクロ率を高めるゲーム仕立てにしつつ、子供は安全運転を学び、親も安全運転を心がけるようになるものに仕上がった。

子供専用のステアリングはタブレットに接続され、ステアリングに内蔵したマイコンからステアリングの角度やアクセル、ブレーキなどの操作情報をタブレットに送信。タブレット側では、クルマ情報APIと比較して親子のシンクロ率を表示、さらに実車のメーターも再現させている。

審査員を務めたTechCrunch Japan編集長の西村賢氏からは「子供の気持ちから出発しているところがポイントが高い。また、ハンドルはクルマを象徴するシンボル、これに小さな頃から慣れ親しむことで安全運転がどういうものかわかるようになり、親も一緒に安全運転に気をつけることから、社会的意義のあるものになった」と、さらに「どこかのゲーム会社がやると普及のイメージがわきやすい」と、審査員の審査ポイントが示された。

アイデアを出したななちゃんは「自分のアイデアを出して、優勝できたのが一番嬉しい」と感想を語り、サポート役を務めた父親のななパパさんにアイデアの発想の源を聞いてみると「夏休みの家族旅行で、彼女が“一緒に運転したい!”と言い出したのがきっかけですね」と明かした。

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