大船渡線BRT、臨時営業の奇跡の一本松駅が常設化

鉄道 企業動向
大船渡線BRTの臨時駅として設置された奇跡の一本松駅。10月1日から常設駅に昇格する。
大船渡線BRTの臨時駅として設置された奇跡の一本松駅。10月1日から常設駅に昇格する。 全 3 枚 拡大写真
JR東日本盛岡支社は9月26日、大船渡線BRTの臨時駅として設置している奇跡の一本松駅(岩手県陸前高田市)を、10月1日の初発から常設化すると発表した。これに伴い同駅の営業キロも設定する。

奇跡の一本松駅は、長部~陸前高田間の一般道区間に設置された臨時駅。2013年7月13日から11月30日まで設置され、今年も3月1日から営業を開始している。現在は営業キロが設定されていないため、運賃計算上の距離は外方の隣接駅までの距離を適用。たとえば気仙沼駅から奇跡の一本松駅までの運賃は、奇跡の一本松駅の次の駅となる陸前高田駅までの距離で計算している。

10月1日からは常設化に伴い営業キロを設定するが、運休中の鉄道線(大船渡線)から離れた一般道区間にあることから、陸前矢作~竹駒間の線路上にある駅とみなして営業キロを設定する。

これにより大船渡線の起点・一ノ関駅からの営業キロは82.4kmとなり、陸前矢作~奇跡の一本松間は2.9km、奇跡の一本松~竹駒間は0.1kmとみなして運賃計算を行う。常設化後の運賃は気仙沼~奇跡の一本松間が410円、奇跡の一本松~陸前高田間が140円、奇跡の一本松~盛間が500円で、このうち奇跡の一本松~陸前高田間は現行運賃(190円)より50円安くなる。

《草町義和》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「思ったよりだいぶ安い」トヨタ『GRヤリス』に新登場、エアロパフォーマンスパッケージに絶賛の声
  2. 「TWIN TURBOのロゴ懐かしい!」Z32ファン感涙、レトロ感あふれる新型『フェアレディZ』が話題に
  3. メルセデスベンツ『Cクラス』次期型を予告、光る大型グリル採用…初のEVも設定へ
  4. 「動画を観る」もっとも良い方法とは? トヨタ車純正ディスプレイオーディオ搭載車の場合は?[車内エンタメ最新事情]
  5. 【ジープ レネゲード eハイブリッド 新型試乗】レネゲード、ここにいよいよ極まれり…島崎七生人
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る