ナイキ、最新テクノロジーの「ナイキ ズーム エア」…ポイントは“六角形”

エンターテインメント 話題
撮影者:大日方航
撮影者:大日方航 全 52 枚 拡大写真

9月26日、都内でNIKE グローバルデザイナーによるプレゼンテーションが行われた。

イベントでは、最新の「ナイキ ズーム エア」を搭載した靴を紹介した。

ランニングシューズである「ナイキ エア ズーム ストラクチャー18」、アスレチックトレーニングシューズである「ナイキ ズーム ハイパークロスTR」、ウィメンズトレーニングシューズである「ナイキ ズーム フィット アジリティ」、バスケットボールシューズである「ナイキ レブロン 12」の最新プロダクトが公開された。

「ナイキ ズーム エア」特有の反発性は、高圧のナイキ エア ユニット内部に張り詰めた状態で編まれた、伸張性のある繊維が組み込まれていることから生まれるという。

衝撃がかかると、この繊維は一旦緩むが、その後すぐに元の状態に跳ね返る。これが、一歩一歩の動きを素早くこなしたいアスリートに理想的な瞬発力を実現させる。

米国本社より来日したイノベーション シニア ディレクターのシャアナ・ハナ氏は、
「ナイキ ズーム エアは、衝撃を吸収するエアバッグのようなものです。そのままだと球体のようになってしまい、靴に入れることができないので、繊維によって引っ張り薄い形状に変化させて搭載しているのです」と説明した。

ただ、いままでにも似たようなシステムは存在していた。最新の「ナイキ ズーム エア」が既存のエアと異なる点は、形状にある。

今回発売される「ナイキ ズーム エア」は、自然界で最も強いとされる六角形のクッショニングを配置している。

この六角形のクッショニングは、足圧分布図やスポーツごとのテスト結果を元に、
各スポーツにおいて最も必要とするところに配置されていて、アスリートたちは「ナイキ ズーム エア」の優れた反発感をよりよく感じることができるという。

シャアナ・ハナ氏は、「自然の知恵を生かした六角形という形状は、ただ強いだけでなく、パズルのように組み合わせやすい形状となっているので、より精密にナイキ ズーム エアを配置することができるのです」と話した。

イベントでは実際に靴が支給され、試し走りなどもすることができた。

実際に履いてみた人からは、

「走りやすくて、走っているというよりも跳ねているよう」
「動きに無駄がなくなる感じ。思ったようにターンができる」
「欲しい箇所が反発してるね、本当に」
「明日から運動します」

などの感想が聞こえた。

なお、
「ナイキ ズーム ハイパークロスTR」 は2014年10月3日、「ナイキ ズーム フィット アジリティ」は2014年10月初旬より発売予定となっている。

《大日方航@CycleStyle》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 内装はまるで「地中海のヨット」! VWが新型キャンピングカー『グランドカリフォルニア』発表へ
  2. 新世代MINI『クーパー』と『エースマン』に全身ブラックの「モノクローム」登場
  3. 航続262kmの新型電動バイクが約10万円から、ビンファストが2モデル発表
  4. トヨタ、愛知県豊田市に新車両工場を建設へ…2030年代初頭稼働めざす
  5. もしも「タイプ992」が初代911をオマージュした世界線だったら…? ウクライナのデザイナーが再解釈
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
ランキングをもっと見る