【ダイハツ デカデカ 市販技術発表】Bピラーを残すことで「一番おいしいところをとる」

自動車 ニューモデル 新型車
ダイハツ工業 新型軽乗用車 技術説明会
ダイハツ工業 新型軽乗用車 技術説明会 全 6 枚 拡大写真

ダイハツ工業は9月29日、2013年東京モーターショーに参考出品した『デカデカ』がベースとなる新型軽乗用車の技術概要を明らかにした。デカデカは観音開きのピラーレス構造が特徴のひとつだったが、新型車のリアはスライドドアでBピラーも備えている。

チーフエンジニアを務める製品企画部の中島雅之氏は「(デカデカの)ピラーレスと観音開きはすごくインパクトを与えた」としながらも、「実用的な領域での燃費と、それから車としての剛性を出そうとするとどうしても(Bピラーは)欲しかった」と明かす。

11月初旬の発売を予定している新型軽乗用車の全高は1835mmと、スーパーハイトワゴンの先鞭を切ったダイハツ『タント』よりも85mm高い。中島氏は「全高を(タントより)高くした分だけ、少なくとも75~80kgくらいは重くなってしまうが、実際にはタントに対しては60kg増くらいに抑えた」と話す。

その上で「やはりBピラーを残すことによって剛性も、全体の軽量化にも結び付いている。衝突安全や、剛性を出すために使う余分な質量は大きくなればなるほど、燃費には不利になる。それをBピラーを残すことによって一番おいしいところをとるという試みをやった」と述べた。

《小松哲也》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 内装はまるで「地中海のヨット」! VWが新型キャンピングカー『グランドカリフォルニア』発表へ
  2. 新世代MINI『クーパー』と『エースマン』に全身ブラックの「モノクローム」登場
  3. 航続262kmの新型電動バイクが約10万円から、ビンファストが2モデル発表
  4. 新型アウディ『Q3』のインテリアを公開、「コラム式シフト」と新デジタルコックピットが目玉に
  5. トヨタ、愛知県豊田市に新車両工場を建設へ…2030年代初頭稼働めざす
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
ランキングをもっと見る