ホンダとさいたま市、超小型モビリティによる「乗り捨て型カーシェア」をスタート

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ホンダとさいたま市は30日、超小型EVによる乗り捨て型カーシェアリング「超小型EVにサクサク乗ってみませんか」のオープニングセレモニーをおこなった。
ホンダとさいたま市は30日、超小型EVによる乗り捨て型カーシェアリング「超小型EVにサクサク乗ってみませんか」のオープニングセレモニーをおこなった。 全 26 枚 拡大写真

ホンダとさいたま市は30日、超小型電気自動車を活用した乗り捨て型カーシェアリングの実証実験「超小型EVにサクサク乗ってみませんか」を10月1日より開始するのにさきがけ、オープニングセレモニーをおこなった。

同事業は10月1日から11月30日までの2か月間実施される。ホンダの2人乗り超小型EV『MC-β』9台を、大宮駅周辺34か所のステーションで乗り出すことが可能。会員サイトで交通系ICカードを登録し、予約。ステーションのMC-βのカードリーダーにタッチすることで車内のキーボックスが解除、乗り出しが可能となる。34か所のステーションであればどこでも乗り捨てが可能で、料金は初乗り10分が100円、以降5分ごとに100円。

ちょっとした買い物の足や、高齢者の移動手段などとして利用を促進すると同時に、都市部での渋滞緩和に向けた新しい交通手段の可能性として活躍が期待されている。

さいたま市とホンダ(本田技研工業および本田技術研究所)は、平成23年度より「E-KIZUNA」プロジェクトでのEV普及促進活動や、スマートハウスの大規模実証実験などで次世代モビリティや環境対応型の街づくりに向けた連携をおこなっている。今月18日には、さいたま市見沼区のごみ処理施設を活用した水素製造ステーションの取り組みを発表したばかり。今回の取り組みは、超小型モビリティ導入促進事業として新たにおこなうもので、平成25年度から27年度までの3年間、交通の低炭素化や高齢者の移動支援を目的に、超小型EVの認知度向上や、制度整備に向け連携を図っていく。

式に出席した清水勇人さいたま市長は、「(さいたま市の)成長戦略における重要プロジェクトのひとつ。各交通機関と連携し移動を補完することができるのが特徴で、都市部での渋滞の解消に向け効果を期待している。利用者に向けては、EVならではの加速性や運転の気持ちよさ、超小型であることの取り回しの良さを、気軽に体験してほしい」と抱負を述べた。

式には、本田技研工業の四輪事業本部スマートコミュニティ企画室参与・緑川雅志氏のほか、ステーションの提供をおこなう三井不動産リアルティ片岡純市氏、超小型EVの講習などで協力する自動車教習所ファインモータースクール須澤素朗氏らが列席した。

《宮崎壮人》

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