9月28日、栃木県のツインリンクもてぎサーキットにおいて「BMW Club Driving Lesson in MOTEGI with BCIC」が開催され、イベントでは『M5』登場30周年を祝うセレモニーが開かれた。
当日は、「BMW Club Japan」生誕50年を記念してBMW Club International Council(BCIC)のメンバーも来日。M5誕生30周年を世界中のBMWクラブメンバーで祝福した。
初代M5は1984年に登場。『M1』に搭載された直列6気筒DOHCエンジンにチューニングを施し、最高速度は250km/hに到達。当時としては世界最速の4ドアセダンであった。日本には50台が輸入され、本イベントの1台はその中の貴重な1台である。
2代目M5は1988年にデビュー。エンジンは3.6リットルに拡大し更なる出力アップを実現。最高出力は315psまで引き上げられた。
1998年に登場した3代目M5は、シリーズ初となるV型エンジンを搭載。搭載される5リットルV型8気筒エンジンから放たれるパワーは400psの大台に乗せた。
4代目M5では、当時BMWが参戦していたF1の技術が注がれた5リットルV型10気筒エンジンを搭載。最高出力は507psまで高められ、トランスミッションは2ペダルマニュアルの「7速SMG」が搭載された。
現行型となる5代目では、時代の流れからエンジンをダウンサイジング。4.4リットルツインスクロールターボエンジンが搭載され、最高出力は560ps、最大トルクは680Nmというビッグトルクを発揮するエンジンを搭載する。