【BMW 2シリーズ アクティブ ツアラー 発表】デザイナー永島氏「MPVでもダイナミックなデザインを」

自動車 ニューモデル 新型車
BMW 2シリーズ アクティブ ツアラー
BMW 2シリーズ アクティブ ツアラー 全 5 枚 拡大写真

ビー・エム・ダブリューは10月1日、初のMPVモデルとなる『2シリーズ アクティブ ツアラー』の受注を開始すると発表した。納車は2014年12月からを予定している。

独BMWデザイン部門の永島譲二エクステリア・クリエイティブ・ディレクターは同日都内で開いた発表会で「今回初めて全長が短くて全高が高い、割と難しいというか、箱型になってしまいやすいようなパッケージの上にデザインすることになった」とした上で、「これまでのBMWと同じようなダイナミックなデザイン、非常に走りの予感をさせるような力強いデザインが大きなコンセプト、目標になった」と明かした。

具体的には「まずフロントでは幅を強調した。グリルが割と背があまり高くなくて幅が広くとってある。そしてそれに連なるヘッドランプも横に長い水平を強調するような形になって、幅が広く見えるように(ヘッドランプが)サイドに回り込んでいる。グリル下のエアインテークの部分は車を地面に安定性を高めるような意匠になっている」と説明。

さらに「ボンネットに非常に特徴的なプレスラインが入っている。ボリューム感のある立体的なボンネットになっている。これはやはり(ボンネットの)下にあるパワー、エンジンを予想させるというか、パワフル感、ダイナミックな感じを強調するために立体的なボンネットになっている」と述べた。

サイドビューに関しては「陸上競技のスタートの時に、腰を浮かす前傾姿勢をイメージしている。すなわち少し車が前進感があるように、少し前傾したような姿勢が求めた形になっている。具体的にはベルトライン、そしてキャラクターライン、その下に走るラインすべてが割と強い楔形をしていて、またウインドウのオープニングの線が前傾姿勢を示すような、全体的な意匠になっている」という。

このほか「また非常に特徴的なのはボンネットからAピラーを通ってルーフを結ぶ線、これが箱型のようにあまりノッチが強くない、ひと筆書きで、腕の動きに応じて描いたようなスムーズな線になっている。これはやはり動きのスムーズさ、ダイナミックな感じを強調するためにこのようにデザインしている」とした。

リアデザインは「やはり路上で後ろから見た時にひとめで『BMWが走っているな』という感じが伝わるように、まずL字型ランプを踏襲した。そしてまたここでも幅を強調している。サイド周りまで回り込んで安定感のある幅を感じさせるようなデザイン。そして水平線を繰り返すことによって安定感のある幅を強調した、あまり全高の高さを感じさせないようなデザインを心がけている」と話した。

《小松哲也》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 世界初、個人所有できるレベル4自動運転「ロボカー」誕生、2026年に納車開始
  2. コメリが洗車グッズの新商品を発売、撥水力2倍のカーワックススプレーなど4アイテム
  3. 「本当に世に出るとは」わずか1トンの車体に800馬力V12を搭載、「超アナログ」なスーパーカーにSNS沸く
  4. <新連載>[車内エンタメ最新事情]音楽を聴く場合、スマホはどう繋ぐ? 便利なのは? 音が良いのは?
  5. 不適切利用47%、カメラ式駐車場管理システムで判明…熊野白浜リゾート空港
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る