日産川口専務「基本的には我々は円安は歓迎する」…円安進行で

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日産自動車会見
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日産自動車の川口均専務執行役員は10月1日に一時、1ドル110円台にまで下落した為替相場について、「基本的には円安は歓迎する」との考えを示した。

川口専務は同日都内で開いた会見後、報道陣の囲み取材に応じ、「リーマンショック以降、どんどん円高が進み、1ドル=77~78円の頃には大変な悲鳴を上げていた。それで海外にどんどん生産移転したし、輸入部品を増やしたりするなど、生き延びるために必死だった。それに比べて、同=100円を超えた円安方向というのは、円高の是正ということで追い風という見方をしている」と述べた。

その理由として「国内(自動車)生産の半分は輸出されている。この輸出を考えた時に円が安い方が当然実入りが増えるので、まず有利。あるいは輸出先での価格競争力が増して販売力が増えるという面もある。現地生産が多い昨今だが、そこで上がった利益を日本に配当、ロイヤリティで支払う際の円換算した場合でも、収益向上につながる。そういう意味ではまずは円安はポジティブに受け取れる」と説明した。

足元の為替水準に関しては「リーマンショック前の2000~08年の平均値は同115円。リーマン直前の07年は110円強だったから、今は慌てるほどのレートではない」と答えた。

《小松哲也》

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