【リコール】ホンダ N-BOX など13万台、アイドリングストップで再始動できないおそれ

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ホンダ・N-BOXカスタム(参考画像)
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ホンダは10月2日、『N-BOX』などのエンジン制御コンピュータ(ECU)に不具合があるとして、国土交通省にリコール(回収・無償修理)を届け出た。

対象となるのは、『N-BOX』『N-BOXカスタム』『N-BOX+』『N-BOX+カスタム』『N-ONE』の5車種で、2013年12月23日~2014年8月18日に製造された約13万8377台。

ECUのプログラムが不適切なため、エンジン停止直前にスタータ信号や吸気空気量センサ等のデータ処理プログラムを誤ったプログラムに書き換えてしまうことがある。そのため、ECUによる正常な制御が行われず、エンジンが再始動しないおそれがある。アイドリングストップシステム装着車においては、エンジンの再始動時に、スタータモータが断続的に回転して再始動せず、スタータモータが損傷する場合や、アイドリングストップによるエンジン始動後にエンジン不調となり、エンジンが停止し再始動できなくなるおそれがある。

また同じくECUのプログラムが不適切なため、車輪速データを正しく記憶せず、滑り易い路面を走行していると誤判定することがある。そのため、走行中にエンジン回転が僅かに上昇するとともに、ドライブプーリシャフトに高い負荷が加わり、そのままの状態で使用を続けると、最悪の場合、シャフトが折損し走行不能となるおそれがある。

全車両、エンジン制御コンピュータを対策プログラムに書き換えるとともに、スタータモータを点検し、損傷のあるものは新品と交換する。

不具合は276件発生、事故は起きていない。市場からの情報により発見した。

《纐纈敏也@DAYS》

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