日本郵船、商船系教育機関の学生に対して氷川丸などの入場を無料化

船舶 企業動向
日本郵船氷川丸
日本郵船氷川丸 全 2 枚 拡大写真

日本郵船は、日本人船員育成の取り組みの一環として、国内商船系教育機関へ通う学生に、海事思想の普及を図るため、10月から「日本郵船歴史博物館」と「日本郵船氷川丸」の入場料を無料化した。

入場料が無料となるのは、船員を養成している鳥羽商船高等専門学校、広島商船高等専門学校、大島商船高等専門学校、弓削商船高等専門学校、富山高等専門学校、東京海洋大学、神戸大学海事科学部、東海大学海洋学部、水産大学校、9校の商船系コースの学生約5700人が対象。

四方を海に囲まれた日本で、外航海運業は国民生活や日本経済を支える上で大きな役割を担っている。また、世界的な人口増加に伴って海上荷動きは増大する一方だ、そんな中で、日本人の外航船員数は減少の一途をたどり、外国人船員なしでは日本の海上輸送が成り立たないほどになっている。1974年に5万7000人いた日本人の外航船員数は2013年には2263人にまで減少している。

こうした現状を踏まえ、同社は、次代を担う学生たちが日本海運の歴史や船に興味を持ち、少しでも多くの学生が日本人船員となって社会に貢献してくれることを願って、今回、「日本郵船歴史博物館」と「日本郵船氷川丸」の入場料無料化を決定した。

《レスポンス編集部》

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