いすゞ自動車は10月9日、『フォワード』について、中型トラックの排気管および中型のダンプ架装用トラックの後部灯火器に不具合があるとして、国土交通省にリコール(回収・無償修理)を届け出た。
対象となるのは、排気管については2010年6月17日~2013年10月7日に製造された計3万0970台。リアブレーキランプについては、2011年9月25日~2014年6月18日に製造された計1万0795台。
排気管については、溶接部の強度が不足しているため、排気管内圧により溶接部に過大な応力が発生し、排気管内部に亀裂が生じることがある。そのため、そのまま使用を続けると亀裂が進行し、最悪の場合、排気ガスが漏れるおそれがあるとし、全車両、排気管を対策品に交換する。
後部灯火器については、ハーネス保護が不適切なため、ハーネスに着雪するものがある。そのため、そのまま使用を続けると、雪が氷状となり走行時の振動によりハーネスに応力が加わり、最悪の場合、ハーネスが断線して、後部灯火器が不灯となるおそれがあるとし、全車両、後部灯火器の裏側に保護カバーを追加する。
不具合は排気管が49件、後部灯火器では13件発生、事故は起きていない。市場からの情報により発見した。