【カーオブザイヤー14】特別賞は「トヨタの燃料電池車への取り組み」に

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トヨタ FCVセダン
トヨタ FCVセダン 全 5 枚 拡大写真

「日本カーオブザイヤー2014-2015」が13日に開票、「特別賞」としてトヨタ自動車の燃料電池車への取り組みが受賞した。

トヨタは、水素を燃料とし化学反応により発電し走行する燃料電池車(FCV)の市販を2015年に開始する予定で、価格は700万円程度とされている。また、FCVの市販化に合わせ、自治体や政府などと連携し水素インフラの拡充をめざす。

受賞理由は、「次世代エネルギーの水素を使った燃料電池車として、トヨタFCVは世界でいち早く量販化を決定して、価格のメドを発表。インフラ整備が課題であることはもちろんだが、実用化のハードルとして懸念されていた水素充填機を共同開発し展開することなどに加え、一般販売を実現したことの意義は大きく、日本が世界市場を牽引する分野としても、大いに期待できる。」とした。

燃料電池車の開発などを取りまとめるトヨタ自動車の田中義和氏は、「(燃料電池車の普及に向け)他のメーカー様、インフラメーカー様、政府関係者など色んな方々の力を借りながら、トヨタとして本気でやってきた。これからが本当の勝負。エネルギー資源問題を抱える中、これまでと同じようにクルマが使える、という社会を目指し取り組んでいく。」と受賞の喜びと、FCV普及に向けた抱負を語った。

《宮崎壮人》

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