ワイロが横行するタイ…あまりに警官寄りの制度に、早くも撤回の動き

エマージング・マーケット 東南アジア
Bt 10000 award
Bt 10000 award 全 3 枚 拡大写真

【タイ】バンコク首都警察は交通違反を見逃してもらうため警官に賄賂を渡そうとしたドライバーを摘発した警官に対する1万バーツの報奨金制度を事実上撤回するもようだ。

【画像全3枚】

 タイでは交通違反者が警官に現金を渡し見逃してもらうことが日常的に行われている。ドライバーは賄賂のほうが交通違反の罰金よりも少なくて済み、警官は副収入が稼げるためだ。

 報奨金制度はこうした不正な慣行の取り締まりを狙ったもので、今月6日、バンコク首都警察のアドゥン副司令官が打ち出した。7日と9日には、贈賄を摘発した警官計2人にそれぞれ1万バーツが手渡された。

 しかし、ドライバーと警官の贈収賄は警官が要求するケースも多く、今回の制度については、警官ばかりが得をすると、市民側から批判が殺到。また、警官が摘発した交通違反者に贈賄させようとしているようにもみえる隠し撮りとみられる動画がインターネット上に流出し、さらに批判が強まった。

 こうした事態を受け、警察は9日、スマートフォンなどでドライバーを隠し撮りすることを禁止する通達を出した。12日にはバンコク首都警察のシーワラー司令官代行が「(報奨金制度は)警察と市民の関係を悪化させ、人権侵害の恐れもある」として、撤回すべきと明言した。ソムヨット警察長官は13日、「交通違反以外にも贈賄の摘発を広げるべき」、「警官が賄賂を要求した際の市民の通報に対しても同様の報奨金を出す」などと述べた。

交通違反者の贈賄摘発報奨金、批判殺到で早くも撤回?

《newsclip》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

レスポンス公式TikTok

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. トヨタ「究極のGRカローラ」世界初公開、『GRMNカローラ』2027年日本発売へ
  2. 三井金属の固体電解質「A-SOLiD」、全固体電池に採用決定…2027‐2028年の実用化めざす
  3. パナソニック ホールディングス・人事情報 2026年4月1日付・6月22日付
  4. ダイハツ『ロッキー』が3列7人乗りSUVに!?「ロッキースペース」登場の可能性は
  5. トヨタ『カローラクロス』次期型は「RAV4」似に? 最終デザインはこれだ!
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. ホンダ「2026ビジネスアップデート」…次世代HV15車種投入、2029年度営業利益1兆4000億円
  2. 「電気バス」でつながる聖地・高野山、導入の裏にあった合理的な理由
  3. 日本板硝子、Plug and Play Japanとパートナーシップ締結…ディープテック領域で新規事業創出へ
  4. JFEスチール、スポット溶接安定化技術が国内自動車メーカーの部品に初採用…高強度鋼板の適用拡大に貢献
  5. AIドライブレコーダーで道路損傷を自動検出、「道路巡回ソリューション」共同開発…電気興業とサイバーコア
ランキングをもっと見る