羽田空港の延長C滑走路、12月11日供用開始…地上と上空から見る[写真蔵]

航空 行政
東京国際(羽田)空港C滑走路延伸事業
東京国際(羽田)空港C滑走路延伸事業 全 24 枚 拡大写真

国土交通省は10月16日、羽田空港C滑走路延伸事業の供用開始日を12月11日と発表。これまで3000mだったC滑走路が360mぶん南東(D滑走路側)に延長し、離陸開始位置が海側にシフトする。

工事着手から約5年。この延長C滑走路を離陸する際、陸域(市街地方面)への騒音影響が軽減するほか、国際線の離陸制限の緩和などが期待される。

羽田空港は現在、最も陸側にあるB滑走路と、海側にあるD滑走路がともに2500mで平行し、3000mのA滑走路(川崎側)とC滑走路(千葉側)が平行して配置されている。

深夜帯の国際線離陸などは、最も海側のD滑走路を使用するケースが多かったが、今回のC滑走路の海側への延長で、CとDの両方が使えるようになる。また、エアバスA380型機などの大型旅客機も深夜早朝のC滑走路を使用できるようになる。

この延長にともない、滑走路などの土木工事の工程にあわせ、進入灯火の移設や滑走路灯火・誘導路灯火などの新設が行なわれた。

さらに羽田空港では、発着枠拡大を目指した検討もすすめられている。首都高速1号羽田線空港西ランプの東側に広がるスペースに新たに駐機場を設置する案や、現在のC滑走路と760m以上離れた海側に新滑走路を平行に置くという案もある。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ホンダ『プレリュード』新型、ホームページで先行公開…発売は9月
  2. 21車種・64万台超、トヨタ自動車の大規模リコールに注目集まる…7月掲載のリコール記事ランキング
  3. 約10万円で200km以上走るEVバイク登場に「現実的な選択肢」、ベトナムから日本上陸に期待の声
  4. ホンダ『N-ONE e:』の価格を予想、280万円台からか…実質ガソリンモデル並み?
  5. スバル『フォレスター』に早くも「理想の姿」と話題の特別仕様、「最初から出してよ!」の声も
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. 湘南から走り出した車、フェアレディZやエルグランド…日産車体が量産終了へ
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
ランキングをもっと見る