まるで忍者? 首都高の点検ロボット、試作機を公開
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車輪にネオジム磁石を採用し鋼桁に密着して前後に移動しながら搭載したカメラで点検場所の映像を撮影する仕組み。首都高の子会社で構造物点検などを手がける首都高技術が開発した。装置自体はリモートコントロールで操作し、映像はWiFiで転送する。
首都高技術の森清技術部長は「1次スクリーングと呼んでいるが、桁のちょっとした錆び、塗装の割れなどを発見することを目的にしている」と語る。森部長によると六本木や日本橋など首都高の鋼桁が化粧板で覆われている場所が20か所ほどあり、こうしたところに同装置を使えば化粧板をはがさずに点検できるようになるという。
首都高技術では装置自体の軽量化などを図った上で、実用化する方針。また11月20、21日の両日、東京ビッグサイトで開催されるハイウェイテクノフェア2014に試作機を出品し、一般にも公開することにしている。
《小松哲也》