まるで忍者? 首都高の点検ロボット、試作機を公開

自動車 ビジネス 企業動向
首都高の磁石式鋼橋点検装置
首都高の磁石式鋼橋点検装置 全 4 枚 拡大写真
首都高速道路は10月22日、磁石で張り付きながら移動することで狭い場所や人が入れない部分にある鋼桁を点検する装置の試作機を報道陣に公開した。

車輪にネオジム磁石を採用し鋼桁に密着して前後に移動しながら搭載したカメラで点検場所の映像を撮影する仕組み。首都高の子会社で構造物点検などを手がける首都高技術が開発した。装置自体はリモートコントロールで操作し、映像はWiFiで転送する。

首都高技術の森清技術部長は「1次スクリーングと呼んでいるが、桁のちょっとした錆び、塗装の割れなどを発見することを目的にしている」と語る。森部長によると六本木や日本橋など首都高の鋼桁が化粧板で覆われている場所が20か所ほどあり、こうしたところに同装置を使えば化粧板をはがさずに点検できるようになるという。

首都高技術では装置自体の軽量化などを図った上で、実用化する方針。また11月20、21日の両日、東京ビッグサイトで開催されるハイウェイテクノフェア2014に試作機を出品し、一般にも公開することにしている。

《小松哲也》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. メルセデスベンツ『GLC』新型、インテリア先行公開…史上最大39.1インチディスプレイ採用
  2. 【ダイハツ ムーヴ 新型】「ポッキー入れ」にイルミネーション、軽自動車でも質感を“あきらめさせない”インテリアとは
  3. 「本当に世に出るとは」車重わずか1トンで800馬力V12、「超アナログ」スーパーカー…新型車記事ランキング 8月
  4. ホンダ『フリード』がニューレトロに!? ダムドが専用ボディキットのデザインを先行公開 発売は2025年冬
  5. メルセデスベンツ『Gクラス』、オープン「カブリオレ」復活へ
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る